イタリアは大好きな国で、日本人が忘れてしまった人情味あふれる人々が沢山います。

ただ、反面日本人なら首をかしげることが沢山あります。

今日は少し私が経験したエピソード(特に乗り物)をいくつか書きたいと思います。

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★遅れる!

良くイタリア人は約束の時間に来ないと言いますが、遅れるのは交通事情のせいだと思います。先日もミラノの地下鉄の場内アナウンスで「線路上に誰かいたので電車がおくれます」と流れ、(地下鉄の線路上に!?)と驚くのですが、ともかくアナウンスがあるだけでも親切。遠方に行く電車が発着する中央駅では、出発時間になっても電車が何番線に入って来るのか、案内板に出てないことは普通にあります。日本のようにどこ行きは何番線とか決まってないのです。それに折り返し運転では清掃もしません。着いたらそのまま乗って出発です。また、やっと乗っても発車しない、ストライキで途中で停まる、こちらもザラにあります。ミラノ中央駅には切符の自販機が沢山ありますが、ほとんど利用する人がいません。外国人には分かりにくいのか、切符売り場はいつも長蛇の列。たっぷり余裕を持って行っても、遅れるのは頷けます。

バスはもっと酷く、時間通りに来るのは稀。予定の時間より数十分遅れるのは普通なので覚悟しておかないといけません。遅れる理由は知る由もありませんが、私が前に乗ったバスは、急に止まり運転手さんが下りて行ったので(何があったのだろう?)と見ていたら、道端の花屋さんでお花を買っているではないですか! 仕事が終わったら彼女にでもプレゼントするのでしょうか。悠々と花束を抱えて戻ってきた運転手さんは、何事もなかったかのように出発しました。

 

★割り込む!

お会計などするときにちゃんと並ぶ私たちですが、うかうかしていると割り込まれます。空港のレジで買い物のお会計の為に並んでいた時の事、右後ろにいたご家族が急に割り込んできました。つたないイタリア語で私が先ですと言ったけど、なんだか主張して先にその一族が済ませてしまいました。(もっとも日本でも女子高生の団体に割り込まれた経験がありますが)その後タクシー乗り場に並んでいたら、私の前に並んでいた年配のご婦人2人に気が付かなかったのか、リュックを背負った若者が先にタクシーに乗り込みました。するとご婦人がドアを開け怒鳴りながら若者のリュックを掴んでタクシーの外に引っ張り出しました。若者が道路に手から落ちたのを私は目撃しました。ご婦人たちはさっさとタクシーに乗り込み、若者は呆然と立ちすくんでいました。・・ミラノのご婦人は強い(笑)

 

★車両が無い!

日本のある会社の社長がミラノに来た時のこと、特急のローマ行のチケットを購入し電車に乗ったら、彼らのはずの席の番号に誰かが座っているのです。その方に聞いてみると確かにその番号で合っています。それで自分たちの番号を確認すると、その車両が無いのです!〇号車の4Eとすると〇号車自体がないのです!その方は怒って日本では考えられない、国鉄の総裁を呼べと(笑)「日本じゃないから、ここイタリアだから」と説得して空いている席に座りました。

 

★飛行機は壊れる!

飛行機自体ではありません。飛行機内の設備です。Jalの直行便が無くなりITA やATAに仕方なく乗るのですが、リクライニングシートとかエンターテイメントのテレビなどは、2~3回に一度は壊れています。今回はビジネスクラスに乗ったのですが、行きのリクライニングシートは着陸寸前に壊れて横になったままの体制で着陸。テレビは途中停電で壊れましたが、30分ほどで直りました。ただし、イタリアの飛行機は空軍のパイロット出身も多いそうで、操縦はとても上手いです。いつもスムーズに着陸し、乗客は拍手で称えます。

 

☆イタリアは素敵!

面白半分に書きましたが、良いところも沢山あります。まず電車では、体の不自由な人や荷物の多い人お年寄りなどが乗り降りする際に、誰ともなく何人かの人が現れ手伝ってくれます。階段の上り下りや飛行機の棚に乗せる際も

必ず誰かが手伝ってくれます。日本のように見ないふりでさっさと横を通り過ぎることはありません。ホームと電車に段差があることが多いので、お手伝いは普通と認識しているのかもしれません。ベビーカーを押していても気兼ねなく出かけられます。先日は、荷物の多い女性が知らない人を呼び止めて、荷物を運んでもらっていました。わざわざ知らない人を呼び止めるなんて勇気がいると思いますが、その女性は当たり前のように運んで貰っていましたから驚きました。

それからバスに乗った時のこと。酔っ払いなのか見知らぬ男に絡まれた事がありました。すると乗り合わせた2人の男性が、私と男の間に割り行って入り、次の駅で男をバスから降ろしてくれました。日本だったら、怖いから気が付かないふりする人が多いように思います。こんな時にも、良い国だなあとつくづく思います。

イタリアの不思議はまだまだありますので、この後も続きます。