ライブの時に私たちがピアニストにお渡しする楽譜にも色々なものがあります。
ピアニスト、ライブハウスでもそれぞれ違うと思いますが、
クラシックのようにト音記号(右手)とヘ音記号(左手)の楽譜はほとんどありません。
前奏の部分は大きい音符で、ヴォーカルの部分は小さい音符で書かれていて、その上にコードが書かれているものが多いです。
クラシックのピアノの先生にお見せしたら、目を丸くしていらっしゃいました。
歌手の歌うメロデイに合うようにいろいろな弾き方をアレンジするのはピアニストの感性に委ねられますので、ピアニストの方は本当にご苦労様です。またジャズなどではrubatoで始まる曲は少ないようで、以前にジャズの方に弾いてもらった時に「これ、やめて」と冗談で言われました。ルバートは自分の好きなようにテンポを変えて歌うことで、シャンソンやカンツオーネでは沢山出てくるのですが、いきなりカッコよくリズムに乗って入ろうとしていたのに、歌い手がどんなふうに歌うのかわからないのはショックですよね。
カンツオーネやシャンソンでは前奏がちゃんと決まっている場合が多いですが、ボサノヴァなどの楽譜を貰うと前奏が書いてない場合が多いです。その日のセッションによって前奏が何小節になるか、どこまで歌うのか簡単な打ち合わせで演奏します。
でも私が出させていただいているライブハウスは、打ち合わせもリハーサルも全くありませんので、楽譜がある程度ちゃんとしていないと歌い手とピアニストの息がありません。楽譜は綺麗に出来ている場合もありますが手書きの場合もあり、コードが抜けていたり間違っていたり、記号が書き忘れていたりすることもありますからピアニストさんにはいつも感謝です。
歌い手、奏者ともにリピートの回数を間違えたり、出を間違えたりすることもあります。
知り合いの歌い手さんなどは歌っているうちに詩もメロデイも分からなくなって曲を創作してしまったとか(とっさに創作できるのも凄いですが)何番を歌っているのか自分で分からなくなって最後のフレーズを叫んだらピアニスト上手くコードを付けて終わりにしてくれたとか、いろいろ大笑いのエピソードもありますが、息がぴったり合って素晴らしいパフォーマンスになる場合も沢山あります。
さてまだまだ未熟ですが、最近小学校以来のピアノを習いだし譜面も書けるようになりました。今まではお忙しい先生が書いて下さるのを待っていたのですが、これからはキーの移調も比較的早くできるようになったので練習もスムースになると良いなと思っています。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
次回、3月29日 銀パリで長年歌っていらした大御所、かいやま由紀さんと若きミュージカル女優でもある桂川結衣ちゃんとご一緒です。ご予定していただければ嬉しいです。
