「シダの群れ3 港の女歌手編」 | 気まぐれに。

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気まぐれにkikoがその時のハマリものを語ってます。

サダヲさんの舞台を初日で観劇したには初めてかもしれない。

いやぁ~ドキドキしたわ音譜


席後ろから何番目?っていくぐらい後ろだったけど、おかげで全体が見えて良かったかも。


サダヲ森本はやっぱりカッコいい!!

前より大人になってた色っぽくなってた。

舞台でのサダヲさんの色気はホント半端ない!!


で岩松さんの脚本、演出は相変わらず難しいので

ここからはkikoの覚え書きみたいなものです。


ネタバレめちゃありますので、ネタバレが嫌な方は読まないでね。





























・iいちばん謎なのはやっぱり女?


第2弾で水野(風間杜夫)とデキてたのがヨシエ(市川美和子)そのヨシエが森本を探してたのは

水野のことを聞くため?

ヨシエにとって森本は自分と水野を繋ぐものなのか。

ヨシエは今は清水(豊原功補)と関係している。


ジーナ(小泉今日子)は夢追う女。見果てぬ夢。

でも男たちにとっては道具になりうる女。


結城(小林薫)にとってかつて愛した女。

でそのジーナに惚れてるのがノブ(赤堀雅秋)

ノブはジーナが歌うクラブ「SWAN」を仕切ってる。都築組組長の息子で跡取り。

結城はその都築組の若頭。


ジーナが不義理した相手って水野?結城かなぁ。

結城はまだジーナに惚れてるのかなぁ。

一度は惚れた女が道具に使われるのは我慢ならない?


清水は都築と和田部を両天秤にかけてた?


・そして森本ビックリマーク


森本よ!

1の時から成長してる。

そして今回は抗争の中では部外者。


ふらりと現れた森本は結城にとって使い物になるよそ者なんだろ-な。

ようは捨て駒にとして。

よそ者が死ぬ分には自分にとっても組にとっても痛くも痒くもないもんね。


でも予想外に森本は生き残った。


森本の誰の為に仕事をしているのか?


っていうのは1の慕っていたタカヒロの為に役に立ちたかった

でも組の為に粛清されるのをわかっていて黙ってみていたことへの何かあるんだろうか?


2で水野を刺殺したのは清水の親友、矢縞組の坂本(堤真一)


誰を信じ誰が裏切りものなのか?

誰が誰に通じているのか?


ひょっとして森本にとってはどうでも良かったことなのかもしれない。

大切なのはジーナの夢を守ること、たとえそれが虚無の夢であったとしても。

夢をみさせたまま次の場所へ行かせたやりたかったのか?


何だろう?

ヤクザ世界で生きてゆくには一途過ぎる部分のあった森本が

流れてるあいだにスレて、でも純な部分はどこかに残ってて

後悔と哀しみと受け入れたしまった自分へのジレンマとか背負って

少し大人になって帰ってきた。

って感じかな。


森本が恐れるのは、自分自信なのかもしれない。

銃の引き金を引くことにためらないがなくなった自分。

この世界から引きも戻せないところにいる自分。・


誰の為に何の為に

すべては自分自身の為に。



もうね森本の色気がハンパないのよ古い言葉かもしれないけど

哀愁背負ってるのよ。

哀しみが・・・痛いのよ

どう言葉に連ねても足りないくらい魅力的なのよ。


サダヲ森本は!!


サダヲさんの言う通り森本目線で想像力をフル回転させて

観ないとだわ。