皆様こんにちは♪

最近作品のオーダーをいただく事が多いのですが、割合としてデキャールと手描きの割合が8:2と圧倒的にデキャールが多いです。

“転写紙”という意味のデキャールという言葉を私は使っておりますが、日本ヴォーグ社さんが提唱しているポーセラーツという名前のほうがより多く浸透しているのでしょうか。

呼び名は違えどどちらも転写紙(ステッカー)をも切って陶器に貼り焼成というパターンは同じで手描きに比べてかなり手早く、筆では描きづらい箇所も楽々ペタリ。
グラタン皿のような四角い深皿の内側の角部分などステッカーの手軽さが大活躍!

ただし空気を上手に抜かないと綺麗に焼きつかないのでその点だけはかなり気をつけます。



ただお茶碗のようにカーブをしている形状の陶器一面に無地の転写紙を貼る時は皺になりやすく、そういったベタ塗りに関しては個人的に絵の具を好みますので上手く組み合わせれば絵心にまだ自信がない初心者さんでも幅広く楽しめるのではないでしょうか?



同じステッカーを使っても配置次第でかなり雰囲気も変わってくるので個性が出ておもしろいですよ。

私のお教室でもデキャールのみのつもりで始めたもののやはりちょっとポーセリンペインティングにも興味が出てきたと筆を取り始める生徒さんが多いです。


そして手描きの一番のポイントはどこまでもオリジナルが作れることですよね。
クラスではカリキュラムがあるので問題ないのですが、オーダーメイドのご依頼をいただく際にはデザインの可能性が無限大…お客様とのイメージのズレがないよう何度もデザインについての話し合いをさせていただいています。

嬉しいことにリピーターの方の中には、私のテイストを気に入って下さって大まかなテーマと色合いだけをリクエストし「後はお任せします」と言ってくださる方もいらっしゃって嬉しいプレッシャーと共に作業させていただいています。


お客様にとって手描きオーダーのネックは納期にかかる時間とお値段だと思われます。

作業にかかる時間と神経はデキャールの比にならないだけあって大きく差が出てしまいますので、我がスタジオの扉を叩いてくださる方は納期が早く(手描きに比べて)気軽に複数オーダーがしやすいデキャールをプレゼント用に、手描きをご自身用にと使い分けていらっしゃる方が多いようです。


ステッカーだけだとちょっと味気ないなと思うデザインには🎀部分に色付けしたりサラリと絵やイニシャルを加えてよりオリジナリティ度を上げることもできますよ♡




自分だけのためのオリジナルデザイン、デキャール、手描き共に私は大好き❤

当スタジオではデキャールに限り季節のワークショップやお試しを兼ねた一回のみのレッスンがございますので、お時間と用途に応じて自作、オーダーメイドと使い分けてみてはいかがですか?