【番外編⑨】巣籠くずし、子守、憩い、寿[第1部]前ページ で触れた「巣籠くずし」といわれる別案で巣籠を折りました。 真横からの見え方です。 大鶴の背中と小鶴の腹部が繋がっています。 平井光廣氏『裁ち折り鶴』の子守から羽の上の子鶴をはずし、インサイドアウトにしてみました。 鶴の折り方③親子鶴 では、羽になる部分に切込みを入れてありますが、それを尾になる部分に応用してあります。 下の画像で切込みが確認できると思います。 同じく平井光廣氏『裁ち折り鶴』より憩いです。 先ほどの作と同様、尾の部分で繋がっています。 羽の部分に紙の端が見えますが、独特な用紙の切り込み方で、重ね折りをしています。 また平井氏は3羽からなる憩いも提示されています。 飛翔形でも折ってみました。 前川淳氏『本格折り紙』より寿です。 尾と首が共用されています。 できあがった形が「寿」の字に似ているので名付けられています。 秘伝千羽鶴折形49種もいよいよ残すところ一つです