陽なたぼっこで使用している鶏肉についての話。

まず、一般的な鶏肉の育て方から。

肉を知ろうとするときには、次の観点から考えていくとわかりやすいです。

①どのような飼育環境か
②えさは何か
③飼育期間はどれぐらいか

①飼育環境について
まずたまごは、ほとんどがゲージ(鳥かご)で飼っていますが、肉用は平飼いがほとんどです。
経済性を追求し、ブロイラーの飼養戸数が減っているにも関わらず、1戸当たりの飼養羽数は着実に増えていて、坪あたり60-70匹の過密飼いとなっている。このため病気になるブロイラーも多いと言われています。

②餌について
配合飼料がほとんどですが、遺伝子組み換えのえさがほとんどです。また動物性の飼料を与えている現状もあります。
そして、ここに抗生物質などの薬品が添加されてきます。

③飼育期間について
ブロイラーは徹底した育種改良されています。50年前より、成長率が1日25gから100gへとあがり、40-50日で成鶏に達します。それにより、ブロイラーの30%近くは体を支えることが難しく歩行困難となり、3%はほとんど歩行不能となっています。なお心臓にも負担がかかり、100羽に1羽は心臓疾患で死亡しているのが現状です。

これだけでは、なんのこっちゃですよね。
あくまでイメージですが、わかりやすく言うと、運動不足で太ったいわゆるメタボリックな鶏肉ということになります。
おまけに、外食の鶏肉はほとんがタイやブラジルというところから仕入れをしています。

だからあれだけ安くてボリュームがあるんですね。

陽なたぼっこでは
①坪あたり30-45匹とゆったり育った鶏
②遺伝子組み換えでない餌(とうもろこしはポストハーベストフリー。穀類主体で動物性のものはなし、とうもろこし、大豆かすは非遺伝子組み替え、抗生物質は無添加)
③同じブロイラーでも70日かけて育てられている。

ただ、②の遺伝子組み換えでない餌については、故意の混入でなければ、遺伝子組み換えの餌が混ざってもよいのです。ここまで管理できているところはほぼないというのが実情でしょうか?

そして、餌の問題は太る餌が入っているかどうかなのです。この太る餌が遺伝子組み換えでないかどうか追えるかどうかです。
太る餌は、否定できないですよね。かたくて噛めなくなるより、ジューシーな鶏肉食べたいでしょ?単価もそれによって押さえられます。
お客様にすこしでも安全でよいものというところからは、なんらずれないし、よいものだと思ってもまずければ外食産業としては成り立ちません。

でどうしたかというと、
現段階では、太る餌が割と入っていない筋肉質の鶏肉を選択しました。
なぜだかは、お店に来て聞いてくださいね!

一般は222kcal・脂質17.6g(ともに100gあたり)
陽なたぼっこでは、カロリーは184kcal・脂質12.6gです。

筋肉質なので、いやいやヘルシーなので、ジューシーというよりは、噛めば噛むほど味が出ます。ただ、ちょっと値が張ります。

ヘルシーチキンのから揚げ850円(お盆前までは780円でお試しいただけます)

$赤池駅徒歩10分 【オーガニックダイニング陽なたぼっこ】