困っている男性オカルト系の話は怖がりのため話すのも控えているできるだけ小出しにしたい同居人と暮らすようになって1ヶ月位経ったある日部屋に戻ろうとエレベーターを降りた瞬間何か見えた男の人が困った、呆然とした様子で外のほうを見ているエレベーターを出たところは各部屋の通路になっていて眺めのいい景色が見える男の人が居るのはその通路の外側つまり浮いていた視覚的に見えるわけではなく例えて言うなら透明人間っぽい輪郭がもやっと見えるだけそれでもなぜかそれの情報はわかるああ、やべーもんみちゃった気付かれないうちに通りすぎようと思ったとき男の人が振り返った気がした慌てて部屋のドアを閉める台所に行き玄関に塩を撒いた(これがいけなかったかもしれない同居人が怯えてしまった)前のことなのでそのあとに怪奇現象が起こった気がしたけれど何が原因なのか今でもわからないままなのです
足を引きずる女昔同居人と住んでいたとき最寄りの駅からマンションまでの道のりを足を引きずった女の人に後をついてこられたことがあった。同居人は足を引きずった人が後ろに居るのに気づいて早足であるいてたのだけど私はなんでそんなに早く歩くんだろうと思いながら必死に着いて行った。「どうしたの?」「後ろから気味の悪い女がついてくる。」「え!その人見たの?」「見た。足引きずってるのに引き離せない。なんかおかしい。」「そう?そんな怖い感じはしないのだけれど・・・。」私はというとその女の人より前々からその道中の神社が怖かった。理由はわからない。ただなんとなく禍々しい物を感じてしまっていた。地元の人には愛される神社だったようで七五三の時期には地元の人が参拝に参るちゃんとした神社だった。そんな神社の前を過ぎてからの出来事だったので薄ら寒く早く家に帰りたい一心で早足で歩いた。家までもう少しというところで足音は消える。ただそれだけのことなのだけれどその後のことを考えると何もないこともないような気もする