【あなたから私えの最後の手紙】
男手紙01
拝啓 ●●様へ
お元気に過ごしているでしょうか?
こちらは、皆元気に過ごしております。
毎回手紙を書くのは、皆でたいてい一緒に書いたりしていて
僕が個人で書くのはこれが初めててです。
今回なぜ僕が皆と一緒に手紙を書かなかったのかというと
大事なお知らせがあってのことです。
僕は2週間前交通事故にあって今体の中に車の破片が入っています。
この破片は、最近の僕の不調と関係があったようで
病院にいって調べてもらった結果この車の破片は心臓に先端が刺さっており
このまま行くともっとおくに刺さって、最悪では死に至るそうです。
医者の先生は「大変危険な手術になると思います。」といっています。
僕はこの手術を受けようと思っています。
なので報告させていただきました。
こちらの皆にはまだ何も言っていません、心配をかけるといけないのでね。
それで、折り入ってお願いがございます。
この手術が成功して、元通りになった暁にはお話したいことがあります。
この手紙を読んでもらえたなら、返信のお手紙を下さい。
よろしくお願いします。
女手紙01
拝啓 ●●様へ
お手紙ありがとうございます。
あなたの手術が成功することを心から願っております。
手紙に同封したのは、手作りのお守りです。
あなたの手術が成功することを祈っております。
追記
手術の日程などをお知らせいただけるとうれしいです。
時間を空けて、お見舞いに参ります。
男手紙02
●●様へ返信ありがとうございます。
手作りのお守りもありがとうございます。
手術の日程はまだ未定というところです。
今は徐々に麻酔で体の神経を麻痺させているところです。
お見舞いはよろしいです。
手術が成功した暁にお会いしたいのです。
勝手な申し出ですみません
どうかよろしくお願いします。
女手紙02
●●様へ
そちらの気持ちも考えずに勝手なことをいって申し訳ありません
あなたの手術が成功することを祈っております。
男手紙03
●●様へ
こちらこそ申し訳ありません
今は代理で母に手紙を書いて貰っております。
麻酔で、腕も動かなくなったので申し訳ありません
手術の日程が決りました
5月25日に決定いたしました。
後2日ありますが手紙の返信はできなくなるでしょう。
申し訳ありません。
手術が成功しても、6日は絶対安静だそうなので
出歩くのはきついでしょう。
でも、手術が成功したら、病院の中庭にある一番大きな木で待っていてください。
必ず行きます。
車椅子に乗ってでも行きます。
よろしくお願いします。
女手紙03
●●様へ
分かりました。
でも、無理はなさらないで下さい。
私はいつでもお伺いするので、十分に体をやすめてください。
あなたの手術が成功することを心から祈っております。
~手紙の真実~
その後・・・彼からの手紙は来ることがなかった。
ただ、その代わりに私に届いた手紙は別のものだった。
いやな予感を感じながら封を開けて中身を見ると
いやな予感は的中した。
【5月25日午後7時20分 ●●様 他界】
その手紙を見たとき私はその場に崩れ落ちた・・・
そして、私はそのまま2日間泣き続けた。
~5月29日~
私は久しぶりに、自分の生まれた町に帰ってきた。
「ここも、久しぶりね・・・」
そんなことを口にしながら、歩を進めると彼の家が見えてきた。
彼の家の前では彼のお母さんが皆に挨拶をしていた。
私は目をあわせられず、軽くお辞儀だけをして中に入った。
中にはそんなに人はいなかった。
いたのは、彼の友人達と学校の同級生、そして彼の親族の人達だ
私は、久しぶりの友達との再会を祝いたかったが、今はそんな気持ちになれず
その場を、後にした・・・
「っぅ・・・っひっくうっっ」
私が彼の家の裏で泣いていると彼のお母さんがやってきた。
「あなたが●●さんね・・・?」
私は急いで自分の顔を元に戻そうとしたが、なかなか元に戻らないものである
「いいのよ・・・そのまま聞いて?」
私はコクリとうなずいた。
「実はね?あの子から僕が死んだら●●さんにこれを渡してって頼まれたの」
泣きながら私はその封筒を受け取った・・・
「じゃぁ、私はいくはね?」
彼のお母さんはお辞儀をして、家の中えと戻っていった。
私は今手紙を読める気分になれずにその手紙を握り締めながら泣いていた・・・
私は両親と一緒に町の旅館に泊まった。
両親は私に気を使ってくれたのか一人だけの個室を借りてくれた。
父は「ゆっくり、やすみなさい」といってくれた。
母は「悲しいのは貴女だけじゃないわ、一晩ゆっくりやすみなさい」といってくれた。
私は食事ものどを通らず、部屋に戻った。
そして、今まで忘れていた手紙を見つけた。
でも、あけようとしたときに私の手が震えた。
私はこれを空ける資格があるのだろうか?
私は彼に何もしてあげることができなかった。なのにこれを見る資格が私にあるのだろうか
そう思っていたが、私は無意識の内に手紙を開けていた。
そこに書かれていたのは
「僕の机の鍵です、一番左側の2番目の引き出しを開けてください。」
と書いてあった。
私は、最初この手紙はなんなんだろう?と思った。
だが、私は妙にその手紙の内容が気になって一睡もすることができなかった。
次の日私は彼の自宅を訪ねていた。
彼の両親は彼の部屋に入るのを快く許してくれた。
私は彼の部屋へと入り、手紙のいうとうりに左側の2番目の引き出しを鍵を使って開けた。
そこには、また鍵があって、一緒に手紙も添えてあった。
その手紙には、『約束の場所』と書いてあった。
私は約束の場所?と一瞬考えたが、すぐに思い出した。
「約束の場所ってもしかして病院の中庭の木の下かしら?」
そう思って、私は病院へと急いだ・・・
そして、中庭の木の下を見て回った。
でも、そこには何もなかった。
病院の方に掘ってみてもいいか聞いて私は気の周りを掘った。
だがなにもなかった。
私は旅館に戻り両親にもう少し滞在させてくれと頼んだ
両親はいいよ、気が済むまでここにいなさい。
といって許してくれた。
私は旅館で『約束の場所』を考えていた。
友人に聞いてみても「分からない」といわれるばかりだった。
ある友人は「お前たち幼馴染だろ?小さい頃に約束した場所とかないのか?」
といわれた、小さい頃の約束など覚えてない・・・
覚えているのはよく遊んだ場所だけ
私はとりあえず次の日にその場所に行ってみることにして眠りについた。
次の日私は早朝からその遊び場に向かっていた。
来てみると昔となんら変らない、風景がそこにあった。
「このブランコもそのままだ・・・」などと昔のことを思い出しつつ
ブランコに座った・・・その瞬間頭の中を走馬灯が駆け巡った。
小さい頃の約束・・・「俺がお前を守ってやる」彼はよくそんなことをいっていたな・・・
「この場所に将来俺の大事なものを埋める!必ずだ!それを見つけだしてくれよな!」
「うん!わかった!」・・・大事なもの?将来?
まさかと思っていたが私はもう動き出していたスコップも何もないので、手で土を掘る
そして、60cmぐらい掘ったときに箱のようなものを見つけた。
それを掘り出してみると、それは古ぼけた小さな箱だった。
私は箱に鍵穴がついているのに気がついた。
だが鍵穴には泥が詰まっていた。爪で何とか泥を取り出すと
彼の机の中に入っていた鍵を差し込んだ
ゆっくり鍵を回すと「カチャリ」と音がした。
ゆっくりとアコをあけるとそこには手紙がいっぱい入っていた。
「これは・・・私との手紙?」そうだ・・・これはすべて私が書いた手紙だそう思いながら
手紙を読んでいくすると彼のことを思い出して、泣いてしまって箱を落としてしまった。
その瞬間もう箱に入ってるはずのない手紙が出てきた。
「・・・?これは・・・」確実に私の手紙ではない・・・それに封があいていない。
私は恐る恐る手紙の封を開けた。
中から手紙を抜き出し手紙を見ると涙が出た
「私●●は、貴女のことがずっとずっと大好きです。」
大きな文字で書かれたそれは、今までのどの手紙よりも心に届いた。
「裏にも何かが書いてある・・・」私は手紙をひっくり返し内容を見た。
~手紙~
拝啓●●様へ
この手紙を読んでいるということは、私は死んだのですね。
この手紙は本当は貴女が転校する前に渡そうと思っていて渡せなかったものです。
本当は生きていればこの手紙を手渡ししたかったのですが
どうやらそれはかなわなかったようです。
この手紙を見ている●●様へ・・・
私はあなたのことがずっと大好きでした!
手紙だけじゃ信じられないだろうと思うので、ビデオも残しておきます。
私は、泣きながら旅館に帰ってビデオを見た
それは、中学生の頃の彼だった。
それを見て私はもっと泣いた・・・
泣いて泣いて泣きまくった。
それから私は暖かい家庭を築いた。
だが・・・彼のことはいつも忘れない。
毎年お盆の日には、墓参りに行っている。
私は彼の名前からとって、息子に●●という名前をつけた。
拝啓●●様へ お元気に過ごしているでしょうか?
私は家族と一緒に幸せに暮らしています。
今の夫も好きですが、あなたのことは忘れません
●●様へ私も貴方のことが大好きです。
~Fin~
名前はないですが主に名前を必要とするのは2人だけです。
名前は自分で付けてみるといいデスガ、考える場合がめんどくさい場合とかは
名前を作ったのでそれを使用して貰っても結構です。
男:伊龍島 圭介(いりゅうじま けいすけ)
女:采瀬木 李下(さいせき りか)
友達はの名前は適当でw
よろしくお願いします。
こえ部にだけ移してもいいことにしよう。