東京都江戸川区一之江(いちのえ)。
思い入れも無ければ、知り合いが住んでいるわけでもない。
先月下旬、その一之江を、散策した。
一之江を訪れようと思った理由は、ふたつ。
ひとつ目は、私が普段、新宿線(ならびに京王線)をよく利用しているから。
ふたつ目は、「一之江」という字面が、なんとなく「かわいい」と思ったから。
縁が無かった土地も、一度訪れたなら、そこは人生の爪痕を刻んだ場所。
そんな心のふるさと、一之江で見たものを、紹介させて頂きたい。
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新宿線・一之江駅にて。どことなく進化図のような字面が、筆者の心を揺さぶった。
一之江駅を降りて、初めて撮ったもの。ボロクソ状態の原付バイク。ただならぬサドルの破れ方。江戸川区民の尻事情にまで、つい思いを馳せてしまった。
リアル版「かわいそうなぞう」。塗料の剥げっぷりが絶妙で、瞳がきらめいているように見える。
我の強い赤ペン先生みたいだ。
インディーズ系自販機。特に中段における、エナジードリンクの充実っぷり。見方によっては「笑っていいとも!」の最終回然とした豪華さ。
らせん階段が卑猥。事と次第によっては、欲情してしまいそうだ。エロスというものは、隙あらば我々の心に忍び寄ってくる。やれやれ。
「Mステ」における、X JAPANの出番終了後みたいな事態。江戸川区にも、YOSHIKIが居るのだ。ちなみに私も、ドラムスティックの手入れは怠らない。もちろん、股間の。
御神木ばりに護られる、ただの電柱。
サインポールがかわいい理髪店。別荘っぽい作りも素敵。イチオシスタイルはスポーツ刈りとのこと(うそ)。
室外機への過剰な愛。江戸川区民は、愛されるより愛したいという人が多いのかもしれない。
卒業式の寄せ書きを彷彿とさせる、ただならぬ行間の狭さ。
「財成」という会社のキャラクターを、何度も目にした。モチーフの不明さとすっとぼけた雰囲気が、何とも愛らしい。
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いかがだったろうか。
散策から帰り、調べてみたら「一之江は治安が良いところ」として名高いことが判明した。
確かに、時間の流れが穏やかに感じられる街だった。
実に心洗われる、秋の午後だった。
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本日も最後までお読み下さいまして、誠にありがとうございました♪
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