
観た。観たよ。
ベルナルド・ベルトリッチ監督、
マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー出演。
『ラストタンゴ・イン・パリ』
タンゴって言葉に惹かれて観たけど、
結果的にタンゴよりも別のことを感じた映画だった。
そうそう、タイトル画がフランシス・ベーコン。
今思えば、その絵が冒頭にあるだけで、
そのストーリーの先に「朽ちる何か」があるって気がつくんだね。
初めはなんだかただの性愛映画なのか?と思って、
全く響かなかったのだけど、
映画が進むにつれて、マーロン・ブランドが演じる中年男の中年の醜い姿が、
哀しく映り、そしてマリア・シュナイダー演じる若い娘の若さの輝き(無垢なパワー?)の強さも感じた。
最近やたらと年齢差カップルとかもてはやされてたけど、
(データ的にも増えているらしい)
それって、あるコンプレックスからきているのではないか?と思っている。
(それを私は『死』や、『残された時間』、『自分に叶わないことを、若いのに期待して満足する自分』、『羨望』、『調教趣味(おやまの大将気質)』だと思っている。)
ただの巡り合わせだけではないと思う。
(本人たちは巡り合わせだと絶対といって良い程主張するが)
私自身の経験で10こ以上年上の人との恋愛を思い出しても、
今思えば、コンプレックスがつなぎ止めてただけのような気がする。
生きていれば、朽ちるんですよ。
ただ、朽ちるにもいろいろあるんですよ。
気力があると、なかなか良い朽ちり方するけど、
察するに、性愛に依存してしまうと、あっけなく朽ちる気がする。
刹那的な人生とかわらんもんね。
この映画って、そういうところを表しているのかなと思った。
(若いねーちゃんのケツをおっかけてるオッサンとかが、すごく老けて見えるのってそれなのかしら??がくっと朽ち始めてんじゃないかしらん?)
1972年公開当初、過激な描写が問題になって、上映禁止になったり、
出演者の役者人生に重い陰を落とすことになったりと、
いろいろいわくつきな映画みたいですが、
ちょとバチーンとはたかれたような気分になりました。
社会勉強ですな。



