プルルルルルルルル
『あっ結衣からだ』
『もしもし?結衣?』
『うん』
『どうした?』
『ちょっと話があって 時間いい?』
『いいよ で?話って何?』
『うん・・・』
『どうしたんだ?』
結衣はとても落ち込んでいるようだった
『あたしたち・・・
しばらくあわないようにしよう?』
『え ・・・・なんで?』
『あ あのね学校の行事で・・・忙しくて・・・』
『じゃあ休日は?』
『勉強・・・したいんだ・・・
最近成績も下がってて・・・』
『そっか・・・』
『あの・・・昶っ・・・』
『ん?』
『ごめん・・・ね・・・』
『いいよ・・・別に・・・
行事も勉強も大事だから・・・』
『ごめんっ・・・』
こんなことをして意味があるのかわからないけど・・・
会わないでいることしか思いつかなくて・・・
『じゃ・・・じゃあまたね・・・』
『ああ じゃあな』
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
『ウソつき・・・』
ベッドの上で結衣は考えていた
「昶・・・変に思ったかな?」
「これでよかったんだよな
ほとぼりが冷めるまで会わないほうが良いって」
「ああ でもいつになったらほとぼりが冷めるんだ?」
「そんで その後は?」
「ああ もう答えが出ないぃ・・・」
<コン>
「なに?窓に何か・・・!!」
「昶!!」
『ん? なにかやってる』
「え?そっち行けって!?」
「なに考えてんだあいつ!!」
結衣はあわてて家を飛び出した
『あ・・・結衣!!』
『何してんだっ こんな時間に』
昶は不意に結衣を抱きしめた
『昶!! どうしたの?』
『会いたいって聞こえたから』
『えっ』
『な・・・なに聞いてるんだよ私は会えないって』
『ウソつき』
『俺には会いたいって聞こえた
どうすればいい?って・・・・』
「それは――・・・私の・・・心の声・・・」
『そんなこと・・・』
『なぁ結衣・・・俺たち恋人同士だよな?』
『だったら・・・二人で一つだ
なんでも二人で半分ずつしよう』
『いっしょに笑って・・・ いっしょに泣いて・・・
一つの悩みは二人で解決していこう』
『俺の気持ちはお前にあって・・・
お前の気持ちは俺にあるだろう?』
昶――・・・
『半分つーのはそーゆーことだよ
そうゆうのが恋人同士ってゆーんじゃねーの?』
『昶っ・・・』
「また・・・教えられた・・・」
「人を好きになったら・・・どうしたらいいのか・・・」
その瞬間結衣の目からは涙がこぼれた
『周りの奴等が昶とは付き合うなって』
『うん』
『でも・・・私は・・・昶のこと好きで・・・
どうしていいかわかんないよ!』
『別に今すぐ答え出さなくてもいいじゃん
これから二人でかんがえよ?』
『あ そうだ国会図書館とかだったら知ってる奴いないんじゃなか?』
『うん』
『大丈夫か? 涙止まった?』
『うん』
『じゃあ今日はもう帰るよ
結衣も早く寝ないと肌に悪いぞ』
『結衣はいつもキレイじゃなきゃ』
『ん・・・・ありがと・・・・』
ちゅっ 昶は結衣の頬にそっとキスをした
『あ・・・』
『じゃ・・・おやすみ・・・・』
「今・・・ハッキリわかった・・・」
「私が優先させたいのは昶だ・・・・・」