ガラス張りの部屋に 場違いな葉っぱが緑を見せる
電線は風に叩かれて 僕の心を震わせる
君は正気を失って もうどれぐらい歩いてるんだろう
逆光に刺されながら 反射する鱗をまぶたで叩いて
ぐんぐん進む
 
たとえばそれが 納得いかなくたって
ホントはそれが 薄い紙で出来てたって
 
君が見ている世界しか僕には見えない
君に見えない世界ならそこに僕はいないから
 
 
薄くなった毛玉だらけのジャージで
床に寝転がった君が
チョコを食べながら ちょっと僕を見る

綺麗な爪で 僕のホッペをツンツン
なんでもない
なんでもない

二人の記憶に残らない
明日の朝には忘れちゃう
きっとどうってない出来事

でも僕は
空を自由に飛べるより
この時間がずっと続いてくれたらいいなと思った



お金 仕事 家族 友達
たいせつなもの

住む場所 着る服 食べるもの
たいせつなもの

信じる 信じられる心
たいせつなもの

正直 献身的である事
たいせつなもの

心の平穏 心の平穏
たいせつなもの

僕の心の豊かさ
たいせつなもの

僕の目に映る世界の平和
たいせつなもの

誰も傷つかない世界
誰もが幸せな世界

僕の力じゃ足りない
たいせつなもの