「塩を売って緑を買う男」バンベンの活動のキセキ -4ページ目

オルドスの風通信2013年4月号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆『バンベンのオルドスの風』通信NO.23【2013年4月号】◆
URL:  http://banben.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*このメールは有限会社バンベン代表:坂本毅が名刺交換させていただいた方々にお出ししております。ご不要の方は sakamoto@banben.jpまでご連絡ください。

バンベンとつながりのある皆様
3月は多くのイベントに参加しましたが、その中でも営業や決算報告書の作成などにやるべきことは最低限度こなすことができました。
そして4月は植林の季節。今年は引っ越しも重なりてんやわんや、メルマガを発信する時間もありませんでした。今、北京空港近くのホテルでこれを書いています。明日からオルドス。前半は日本の環境技術の売り込み。そして植林。後半は砂桃関係その他。北京で和僑会の会合に参加し、19日に帰国します。今回も盛りだくさん。ブログでしっかり報告します。ということで今月もよろしくお願いします。
ご意見ご感想はこちらまで(sakamoto@banben.jp)お願いします。

――――――――――――――――――――――――――
*4月もイベントが盛りだくさんなのですが、今回は1つに絞ってお知らせします。ご興味のある方はぜひご参加ください。

【映画】フォークス・オーバー・ナイブズ自主上映会
 フォークス・オーバー・ナイブズ(http://vegerevo.com/sisha)は、私たちの食生活がどれだけ大事なことか極端に示唆を与えてくれます。 しかしながら、食生活は、私たち一人一人がそれぞれ選択できるものです。 豊かな食生活を送るためには、色々な考え方を知っておく必要があるのではないでしょうか? 自分のために、家族のために社会との関わりを持つという観点で、自らに問うことができる場にしたいと思います。 とはいえ、ゆるーく。

【開催概要】
日時:4月29日(月) 
13:30開場 上映 13時50分~15時30分
  トークセッション 15時40分~16時25分
会場:福岡県立クローバープラザ クローバーホール
交通アクセスと駐車場(有料)
http://www.cloverplaza.or.jp/traffic/access.html
参加費:1,000円
トークセッション登壇者
安武 信吾  西日本新聞記者 西日本新聞社勤務 地域づくり調査室(はなちゃんのみそ汁の著者)
http://hon.bunshun.jp/sp/hanamiso
上田 あい子 P&Cプランニング株式会社 代表取締役
http://www.8p-ch.com/company
上田 浩司 玄海はまゆう学園 施設長 &(福)さつき会  (社)SINKa
http://www.hamayuu.jp/genkai.html
コーディネーター 現在 西 隆行(101プロジェクト フォークス・オーバー・ナイブズ上映実行委員会)
※当日の登壇者は予定であり変更する場合があります。

主催:101プロジェクト フォークス・オーバー・ナイブズ上映実行委員会
後援:一般社団法人中小企業事業推進機構、有限会社バンベン
個人スポンサー:田中洋之、永尾 亮二

フェイスブックイベントページ:https://www.facebook.com/events/520338898008375/?ref=14#!/events/520338898008375/フォークス・オーバー・ナイブズ関連サイト
http://www.facebook.com/pages/フォークスオーバーナイブズ-いのちを救う食卓革命/502348853139471

――――――――――――――――――――――――――――
3月の活動についてはバンベンのホームページ(http://banben.jp)をご覧ください。
以上

能古島春休みキャンプで塩を売って緑を買う男の話

3月24日(日)

16:15のフェリーに乗って姪浜港から能古島へ。協力隊OBで能古島自然農園の社長でもある伊高さんに迎えに来てもらった。そのまま「能古島アイランドパーク」まで。桜と菜の花と海と空のコントラストが美しい。

今日は小4~6の子供たちを対象とした春休みキャンプで講演。その後、BBQを経て広間に集合。インストラクターを含め100人近くが畳の部屋にギュウギュウ詰め。みんなハイテンション。

普段小学校で講演する時は国際理解教育の一環だから子供たちも目的を持って聴いてくれる。しかしキャンプでは思いっきり遊ぶのが目的。まさか「お勉強」が待っているとは思っていなかっただろう。もちろん砂漠化の話をすることなど誰も知らない。30分間集中させることができるだろうか。途中で走り回る子供たちが現れるとそれが全体に波及して効果が激減する。いつもよりちょっと緊張気味。

伊高さんの紹介の後スタート。「これから塩を売って緑を買う男の話をします」と言うと、みんな???状態。いつもの通りプロジェクターでホワイトボードに写真を映し出しながら物語を紡いでいく。

時々「モンゴルの印象は?」とか「植林に一番必要なものは?」とか振りながら進めていく。みんな静かに聴いてくれている。熱心に反応してくれる。こちらも気持ち良く話ができる。30分が限界かと思っていたが、40分以上集中して聴いてくれた。

最後に伊高さんからモンゴル岩塩のプレゼントの案内。いっせいに歓声があがる。「10年後植林に参加したい」とか「塩をいっぱい買いたい」とか頼もしい表明も。最終的に「塩を売って緑を買う」意味を理解してくれている。大成功。

以後28日31日4月2日と4回のべ320人の子供たちに「塩を売って緑を買う男」の話を伝えることができた。すでにいろんな感想が来ているようだ。

港に迎えに来た親御さんに「なんでモンゴルの塩を持ってるの」と聞かれ、懸命に砂漠化のこと黄砂のこと植林のことそして「塩をを売って緑を買う男」の説明する子供たちの姿を想像するとうれしさが込み上げてくる。

そして4回の間に能古島を歩き回った。北側の「自然探勝路」や展望台、思索の森などをぶらぶら。

そして帰りはビールを買って「ほろ酔いフェリー」で博多湾の夜景を堪能。姪浜から博多駅まで「ほろ酔いバス」。運転手のすぐ後ろの席を確保し、静かに飲みながら博多の街の様子を車中からウオッチング。最後は「ほろ酔い列車」で「ほろ酔い3部作」完成。いろいろ思索しながら贅沢な時間を過ごした。
$「塩を売って緑を買う男」バンベンの活動のキセキ

ニシヤマの陶器市に出店

22日(金)

車に商品を詰め込んで8時に出発。9時に博多区山王にある「陶器のニシヤマ」さんの展示場へ。

今日から2日間ここで行われる「陶器市」で出店させてもらう。今回は売上を上げるというよりここの常連さんにバンベンを認知してもらうことを主眼にしている。

平日なので来場客は少なめ。しかし来る人はじっくり時間をかけて陶器を見て回り丹念に品定め。バンベンのコーナーに関心は素通りされることも多いが、関心のある方は熱心に話を聞いていただける。

これから増やしていく予定の催事の勉強にもなる。午後からは雨が降り出し、ますます来場者が少なくなった。盛り上がらないまま1日目が終了。

そのまま博多駅前の不動産屋へ。住吉にある新しい事務所兼自宅のカギをゲット。本格的に使うのは来月後半から。だいぶ狭くなるのでこの際断捨離を徹底したい。

23日(土)

10時にニシヤマに到着。今日は天気もいいし休日なので人も多い。朝からわざわざチラシを見て塩を買いに来たお客さんもいた。フェイスブックの案内で来た友人もいていい感じ。

太田社長やスタッフの方々ともじっくり意見交換ができた。陶器にこだわる方は食にもこだわる。こういう方々が思わず手に取るような商品づくり。モンゴルの塩を使った加工品を作ることができたら、ビジネスの幅が広がる。デパートなどでの催事も見据えてこれからもこの場で学習していきたい。

サクッと撤収。一目散に帰宅。ニシヤマさんで購入したビール用陶器カップにエビスを注ぐ。最高のひと時。ここ数日の疲れが一気に吹き飛んだ。
$「塩を売って緑を買う男」バンベンの活動のキセキ

「博多屋台こまっちゃん」に出演

【お知らせ】いよいよ明日!!
NHKラジオ「博多屋台こまっちゃん」に出演します。
日時:3月27日(水):21:30~21:55
出演者:小松政夫さん、ドランさん、僕、柴田拓アナウンサー
内容:久々のラジオ出演!しかも全国放送!しかもメンバーがおもしろすぎ!
先月公開収録を行いましたがいよいよ27日に放送されます。どこまでもハイテンションの小松政夫さんに馬頭琴のドランさんと「塩を売って緑を買う男」がどう絡んでいくのか・・・。ドランさんの馬頭琴の演奏もあるのでぜひお聴きください。
詳細はこちらまで。http://www.nhk.or.jp/fukuoka/komacchan/next/index.html
ラジオをお持ちでない方は「らじるらじる」 http://www3.nhk.or.jp/netradio/ にアクセスするとインターネットでもお聴きいただけます。$「塩を売って緑を買う男」バンベンの活動のキセキ

市木三!ちくほう食人市に出店

21日(木)

ハッと目を覚ますをもう12時を回っていた。昨晩は遅くまで新商品のラベル貼りなどをやっていたし、その前はひたすら数字との戦いでけっこう疲労が溜まっていたのかも。

バタバタと塩売りの準備。14時に出発。まずははまゆうワークセンター宗像へ。出来上がった商品(モンゴル岩塩)を車に詰める。共同開発で進めている新商品のサンプルを上田さんから受け取る。販売開始まであと一歩というところまでこぎ着けた。

その後、車を飛ばし田川まで。15:30、月1回行われている「市木三・ちくほう食人市」の会場である「井上薫商店」に到着。早速商品を並べる。

今日は近所の小学生が販売体験ということでお手伝い。うちもブースも2人の小学生に手伝ってもらうことになった。商品を並べる段階から「何か手伝うことはありますか」と積極的に聞いてくる。

商品を並べて、塩を味見。後はチラシを見せて、塩を売ることが砂漠緑化につながることを伝える。動機づけがうまくいけば後は勝手に動いてくれる。

やる気満々。16時から販売開始。「美味しい塩いかがですか」懸命な売り込み。しかしなかなか売れない。周りの新鮮な野菜や総菜はどんどん売れていく。塩はもともとなかなか売れない商材。

めげそうになりながらもやっと1つ売れた。初めて売った商品。大喜び。俄然やる気が出てくる。「もっと積極的に味見させたほうがいいよ」とアドバイス。

小学生のやや強引な味見攻撃についつい財布のひもがゆるんでしまう大人たち。パラパラと売れていく。「この商品が内モンゴルの緑化にもつながります」と説明もうまくなっていた。

18時に終了。短い時間だったが、売上もまずまず。今日はいつもより楽して楽しく塩売りができた。これからも時々営業も兼ねてこの「食人市」に参加したい。

サクッと撤収。自宅に戻るとすぐに明日からの塩売りの準備。そして能古島への320個のモンゴル岩塩の発送準備。今日も目一杯働いた。
$「塩を売って緑を買う男」バンベンの活動のキセキ