70歳での初産 | 燃える闘魂ママ@アメリカ〜40で妊娠.出産。三兄弟と格闘中

燃える闘魂ママ@アメリカ〜40で妊娠.出産。三兄弟と格闘中

2006年10月14日の出会い→サンディエゴ→NC州ジャクソンビル、2018年7月に念願のサンディエゴの自宅に戻り、蘭は40で三男を出産。11歳、9歳、2歳の息子たち、ジャーマンシェパードのリリー、そして相変わらず鬱陶しさ1000%のマシューと共に毎日奮闘中。

ディスカバリーヘルスで、「70歳での妊娠」という、超高齢(50代後半以降)の妊娠、出産をテーマにした番組をやっていた。

50歳後半というと、私の母くらいの年。もし母がこどもがほしい、っていったらうれしいけれど、体が大丈夫か心配になる。


70歳で出産した女性はインドの方。

インドは、IVFの年齢制限がもうけられていない国。 閉経したあとでも、どんなに年をとっていても、体が健康であれば、IVF治療を受けることができるのだ。

このご夫婦、こども(とくに男子)を産んでなんぼのインドで、なかなか子供ができず、近所のひとから「あのひとたちはだめなのよ」と、こそこそ言われ、そんな声が聞こえても、目をつぶるしかなかったという。

薬草を試すも、魔術をためすも、いっこうにきかず。

そして、いろんな人がアドバイスをくれたんだという。

不妊で悩んでいる人に、ぶしつけに「こうしたら」とアドバイスするのって、相手に負担をあたえるだけだと思う。体や事情はひとそれぞれ違うんだから。


この夫婦は、妻の妹を第二夫人として迎えた。それでも子供ができない。

あきらめたくなかった夫婦は、IVFのことを知り、家畜を売り、ローンを組んで、IVFを受けることにしたのだ。

妻とその妹の体を調べたところ、年上の妻のほうがスリムで、体の状態がよいことがわかり、エッグドナーからの卵子に夫の精子を受精させ・・ 見事妊娠! 元気な男の子を出産。彼女は、6ヶ月になる赤ちゃんにしっかり母乳をあげていた。家族はもちろん、近所の人もみーんな大喜び。男の子の面倒をかわるがわるみている。

「(いろいろあったけれど)いまはみんな幸せだ。」

夫の言葉に重みを感じる。


50、60、70で出産している女性たちに共通して言えるのが、

・希望を捨てない
・楽観的ではなく、前向き
・体に非常に気をつけている(栄養と運動)
・夫が治療・子育てすることに「非常に」協力的


50代後半で初めてお産したイギリス人女性は、ロシアまで行ってIVFを受け、一度の流産を乗り越え、出産した。いままでずっと健康だったのに、出産してから一気に体の不具合が出て来てしまった。それでも、できるだけ長くこどもと一緒にいたいとがんばっている。


70歳の女性にIVFを行った医師がこういう。

「若いカップルより、高齢のカップルのほうが、いい親になれる可能性がとても高いのです。

若いカップルは、仕事や遊びなど、自分のことでとても忙しい。一方高齢のカップルは、生活や精神的にゆとりがあり、子育てにたっぷり時間をかけることができます。」


私も、20代は自分のことで精一杯だった。たくさん仕事して、好きなだけ飲み食いして、好きなだけ遊んで、好きなだけ寝た。結婚には憧れてただけで、ダメンズ選んではポイ、ポイされるの繰り返し。

当時の私が親になっても、子供は勝手に育つと思うけれど、いい親にはなれなかっただろうな。

高齢の親には、子供といられる時間が限られてしまう分、より子供をいとおしく感じるのかもしれない。

家族って、親になることって・・とちょっと考えさせられた番組でした。


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