発病その2 | オーケストラ奏者の椎間板ヘルニア闘病記

オーケストラ奏者の椎間板ヘルニア闘病記

日本のプロオーケストラで働く筆者の椎間板ヘルニア闘病記です。
発病から手術、そしてリハビリの経過等を書き綴っています。

足からおしりにかけての痛みの強さに異常を感じ、近くの整骨院に駆け込んだところ、少し病状を聞いただけでお医者さんにヘルニアの疑いがあるので、今すぐ整形外科に行くようにと近くにあった大きめのA病院への紹介状を書いていただきました。

ヘルニアなんて名前しか聞いたことの無かった私は、まさにポカーンな状態。

しかし、すぐに行きなさいと言われたので、そのまま紹介していただいた整形外科を受診しました。


そこですぐにレントゲンを撮ってもらうと、ほぼ確実に椎間板ヘルニアの可能性があるということ。
そしてもっと詳しく検査するために、3日後に予約をとってもらいMRIを撮ることになりました。




人生初めてのMRIに緊張するも、撮影は終わりそのまま診察へ。

そこで見せてもらったMRI映像には、くっきりと大きなヘルニアが写っていたのでした。

そして同時に、背骨が成長期などに何らかが原因で曲ってしまった脊柱側弯症(せきついそくわんしょう)であるということも発覚しました。
写真を見ると確かに真後ろから見て背骨が軽くS字になっていて驚きました。

私の場合は傾斜角30度ほどのものだったので、それほど重いものでは無いのですが、背骨が異常に曲がってしまっているために、身体を支えようとした結果、横から見た背骨は真っ直ぐになってしまっているとのこと。
正常な人の場合、横から見た背骨はゆるやかなカーブを描いているそうです。

脊椎側湾症も、小さい頃から楽器を訓練しているヴァイオリン、ヴィオラ弾きには結構多い症状なのだそう。

先生が言うには脊椎側湾症の人は腰を痛めやすいのだそうです。
当然椎間板ヘルニアになる可能性も。



そして、たまたまこの日診てくださった先生がA病院に月に一回だけ来ている、普段は別のB病院で勤務する椎間板ヘルニアの専門医だったのです。

実は地元でも評判の名医だった先生。
のちに、手術を執刀していただくことになる先生との出会いはここからでした。