オーケストラ奏者の椎間板ヘルニア闘病記

オーケストラ奏者の椎間板ヘルニア闘病記

日本のプロオーケストラで働く筆者の椎間板ヘルニア闘病記です。
発病から手術、そしてリハビリの経過等を書き綴っています。

発病してからこの業界には患っている人がとても多いことを知った、椎間板ヘルニア。 筆者も手術を決断するまでにインターネットでいろいろな情報をかき集めていましたが、同じ演奏家の方による経験談などは見つけることができませんでした。 たくさん悩んだ末に決断した手術という選択肢。 同じ病状で悩む演奏家の方に、一つの経験談として読んでもらえたらという想いから、ブログで書き綴っていくことを決めました。
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手術後3日目。

朝起きた時の傷口の痛みは全く無く、ベッドから起き上がる時、横になる時、立ち上がる時、仰向けに寝た時にすこし突っ張ったり、痛みを感じる程度。


朝は起きてすぐ、まず採血から。
そして主治医の先生の回診で手術後の傷口のガーゼも外れました。
残すは傷口に貼ってある防水シールのみ。
明日からシャワーにも入っていいとのこと。
やったー!

そして朝食後は点滴。


食欲もだいぶ元に戻りました。
そして、相変わらず病院食が美味しく感じる不思議。
味の薄さは全く感じません。
なんじゃこりゃ。不思議。
思わず手術前と手術後で味の濃さを変えてるんじゃないかと疑ってしまうレベルです。(実際はそんなことありませんでした)



今日も歩行器を使って、ゆっくりフロアを歩く練習。
自力でトイレに行くのにもずいぶん慣れました。
そして、部屋の流しで歯磨きと食事で使った箸を洗うことも自力で出来るようになりました。
着替えも時間をかけてゆっくり自力ですることに成功。
屈めないので床に物を落とした時だけはまだ自力で拾えません。



今日は母に付き添ってもらって、初めてエレベーターに乗り、地下にある売店まで歩いて行くことができました。
そこで買って母と二人で食べたハーゲンダッツの美味しかったこと!


そして今日から、地下にあるリハビリ室でのリハビリも始まりました。

まずは術後の筋力の低下の有無を調べるテスト。
心配していた足の筋力の低下は全くありませんでした。ほっと一安心。
その後軽い足のストレッチをしてもらって、本日のリハビリは終了。
明日は土日でリハビリが無いので、とにかくたくさん歩くようにとのこと。
週明けには歩行器無しでも歩けるようになるだろうと言ってもらえました。

そして主治医の先生とは週明けの月曜日にヴィオラを聴かせる約束までしてしまう始末。
月曜日にはもう座って弾ける状態になるから!とのこと。
ほ、ほんとなのか?笑



今日はとにかく一度立ったら、なるべくフロアを一周は歩くということを心がけました。
談話室で座って母とお喋りもまだ短時間だけどできるようになったし、だいぶ自信がついてきました。


今日から、手術前に測って作ってもらったコルセットの着用も始まりました。
オーダーメイドなだけあって、身体にぴったり。
腹帯とは違い、これをつけるとだいぶ立ち上がったり座ったり歩いたりするのがサポートされて楽です。
夜寝るとき以外は外さないとのこと。
市販の物と違ってちゃんと自分の身体に合わせて作られているので、着けたまま寝っ転がっていても苦しくありません。
退院後のリハビリでもこれを使い続けるとのこと。


そして夕方、最後の点滴。
これをもって、やっと右手首の点滴管がとれました!
今までこれのせいで食事もしにくかったし、不自由だったので、とても嬉しかったです。
これで体についている管は全て取れたので、だいぶ楽になりました。