母の味
母がよく作ってくれたお汁粉
我が家は白玉ではなくて お餅を入れます
父がお餅が好きだったからだと思うのですが
いくら作っても 何回作っても 母に隠し味を教えて貰っても
同じには作れません
何が違うのか・・・
それはきっと一緒に食べてくれた
向かいの席での母の笑顔に会話でしょうか
だから一生 同じ味にはならないと思います
来月は母の一周忌
昨年は、まだ元気で、買い物へも一緒に行って
ベッドで笑って一緒にテレビを観たりしていたのに
買い換えたテレビも使わずに逝ってしまった母
そう思うことは無駄なことだと解るのですが
やはり考えてしまいます
来月は十五夜様
昨年は母の事があったので、片見月になってしまったお月見
片見月はダメよと言われたのに・・・・守れなかったです
今年はちゃんとやりますね
お月見の時も、母が必ずウサギのお饅頭を作ってくれたのを
思い出します
「目は赤ね・・・」そう言って赤にしていたお茶目な母
思い出すとちょっとだけ辛い
自分で作れるかな~と ちょっと心配
母は日本の行事には こだわる人だったので
出来るだけ頑張って守りたいと思います
そして 年賀状の発売
気持ち的に「おめでとう」など言えないのに
出さなくてはいけないのが 本当に辛い
何がおめでとうなのか私には解らない
一生おめでとうと言う気にはなれないと思います



