時系列が逆になりますが、手術当日のことを。
朝、1番の手術だったので朝の5時に起きて自分の身なりと荷物を整える。前日に液体と錠剤の2種類の下剤を使っていたのでほぼほぼお腹は空っぽなんだけど、朝の7時に締めの浣腸到着!手術室に呼ばれるまで時間に余裕があったのでYouTubeを見てストレッチとかしてみた。
そんな中でギリギリまで決まらないことがひとつあった。それは「手術室でかける音楽」。入院前に貰った資料では「お好きなCDを持参ください」とあったから1枚持ってきたのに、手術室の看護師さんとの事前顔合わせの時に確認したら「CDじゃなくて、今はYouTubeから取ったのを流しているので、好きなアーティストと曲を教えて貰えたらYouTubeで探しますよ」とのこと。1曲だけということで、以降、ずっとその1曲を探していたのだけど、迷いに迷って決めたのは、元々持ってきたCDのアーティストではなく、緊張感を吹き飛ばしたいという思いからのCreepy Nutsの「のびしろ」に。
そして、立ち会いに来ていた夫と合流して、いざ手術室へ。患者と家族の待機所が違うので、ここで夫とはお別れ。患者待機所には男性が1人と、まだ1歳くらいの子がお父さんに抱かれていた。こんな小さい子も頑張るんだから、おばさんの私だって頑張らねば、といざ案内された手術台へ。
手術台上では、皆さんのブログや本を読み漁ってある程度シュミレーションは出来てきたから、まずは点滴ルートの確認と硬膜外麻酔からよねーと。予想外にしっかりした声で手術スタッフに挨拶ができて、軽く会話も交わせた。傍についてくれた若手のイケメンくんが「曲かけますねー」と私のリクエストを掛けてくれ、「緊張感飛ばすためにテンションアゲアゲの歌を選んだのよー」と私が言うと「なら、ボリューム大きめにしておきますね」と。こうやって手術スタッフの皆がとても明るく対応してくれたから、恐怖心でパニックになることも無く、無事、硬膜外麻酔も入って、いざ口に酸素マスクがつけられた。「じゃあここから点滴で麻酔が入ります。何度か名前を呼んで確認していきますね」の言葉まで覚えているけど、次に気がついたのは「さばこさん、手術終わりましたよ」の声だった。
そのまま集中治療室へ。最初だけ夫がそばに居てくれて、とりあえず2言3言言葉は交わせた。涙を必死に堪えている夫の顔を確認して「じゃあまたね」とそこで夫とはお別れ。
一般病棟から戻って確認したLINEメッセージには「帰りの車の中で涙が止まらなかった」と。
夫へ、こんなに心配かけて本当にごめんね、そして本当にありがとう。