食パンをくわえながら「遅刻〜遅刻〜」と走り、曲がり角で転校生とぶつかり、朝のホームルームで「あの時のっ!」となり、そのまま恋仲へとなっていく。
少女マンガでベタな展開として広く認知されているこのシーンだが、この時の転校生は一体どこに行こうとしていたのだろうか。
当然転校生は学校へと行こうとしているのだろうが、曲がり角で写真のようにぶつかるのであれば2人の行き先はもはや逆方向のように思える。
(「遅刻〜遅刻〜」と言っている少女をAとし転校生をBとする)
Aは学校に遅刻しそうになっているので向かう先は学校である。
そして転校してきたBも当たり前だが学校へと向かうだろう。
その場合まず曲がり角でぶつかったりするのだろうか。
行き先が同じな以上それはあり得ないように思える。というのを私の友人に話すと、その友人は二つの仮説を立てた。
<Hypothesis of the friend>ver1
"Aが近道を知っている"
これはまぁ、そのままなのだが、Aは学校へと続く抜け道のようなものを知っているのではないかという仮説である。
Bはまだ転校してきたばかりで大通りからしか学校に行くことができず、一度大通りに出ようとした時にAとぶつかったのではないのかというものだ。
Bの自宅が偶然Aの知っている近道にあるとするならばこの仮説も成り立つだろう。
ver2
"Aが極度のアホ"
もう一つはAが極度のアホだったという仮説である。
毎日通るはずの道を記憶しておらず、間違った方向へと進んでいたらBとぶつかった。
なくはないが、その場合、恋仲に発展するのかどうかも謎になってくる。
この仮説の場合、アホというところが方向音痴でも成り立つと思われる。
色々と考察したが結局真相は闇の中である。
仮説のver1が個人的には一番納得できた。
他にも、こうなんじゃない?って考えのある方は是非私に教えてくれ。
書いている途中に知ったことなのだが、ネットで調べたところ上記に記されているシチュエーションの少女マンガは存在しないらしい。
書いている私の方がアホに思えてきた。
