「自然塾一歩」とはおれんじ工房専用フィールドとして、道志に自然体験プログラムができる場所を・・・という思いで4年前に始めた事業でした。
数人の有志と共に、見渡すばかりすすき野原だった場所を草刈りから、始めたのでした。
「この大量のススキをどうにかできないか?」と考え作ったのが、
竪穴式住居でした。
ススキを刈り、地面を掘りだして、まるで遺跡後のようにしてからのスタートでした。
柱も木を切り倒して運び、土を掘って、埋め込み、組んで土止めの石も運び集めました。
(これなんとすべて人力なのです(笑)
ココで分かったのは、「人の力って、微力だな~石ひとつ運ぶのにこんなにも時間と労力がかかるなんて・・・」という思いでした。
しかし逆にこんな思いも出てきました。
「でも少しずつでも、目標(ここでは、竪穴式住居を作る)に向かって進めると、人の力でもここまでできるんだな~そして一人より二人、三人・・・と集まれば、こんなものも作れるんだ!」という思いでした。
竹を組み、ススキを編んで、ついに完成~!とはいかず(笑)なんと土地の全部のススキを使っても、
まだまだ足りず、博物館にあるような厚みのある竪穴式住居にはまだまだススキが足りないことに気づかされました。(トホホ・・・)
そこでまた発見!昔の人って凄い!!・・・ということでした。
後から話を聞くと、昔は山にススキ畑を村で所有していて、毎年「今年はこの家のかやぶき屋根を張り替える。」そしてまたススキを育て、次は別の家の屋根を張り替えるという計画を立てながら、みんなで助け合って、維持していたようです。その為にススキを育てていたんですね~
「軽くススキがあるから、これ使おう!」という考えは、軽くあしらわれた感じです。(ははは)
でもやはりこれも、やってみてわかったことです。
まさに体験です。
このようにココ一歩では、おれんじ工房が日頃から「体験」を重視していく思いを自ら形にできる場所でした。
この他この一歩では、トイレ&更衣室の「オクタン」
これは、畳と漆喰で作った。
BBQなど
思いっきり、外での体験プログラムをしてきました。
その後、残念ながら個人的な理由で中断してしまいましたが、
先日、一歩に1年ぶりに行って、あの時の思いがふつふつと盛り上がってきました。
時を同じく、道志での仲間ができ、この話をしたら、「一緒にやろう!」と言ってくれ、
改めて、「やろう!」
と思ったのでした。
思い立った時が一番若いから、(これは和男の何かを始めるときの口癖です)
さあ始めよう!
まずは荒れた土地の草刈りから、始めます。
一緒にやってみたいな~と思った方は、ぜひ連絡ください。
ココは自然の中で、山の中です。蜂もシカなどの動物ももちろん転がり落ちたり、すり傷や切り傷も、たまにはあります。その他の危険もあります。
まずは自己責任で自己管理ができる同志をお持ちしてます。
でもやることで、何かを得られることは、間違いありません!
(私たち自ら経験しました。)
長々と読んでくれて、ありがとうございました。