秋の日だまりが
心にしのびこもうと
するのだけど
相容れない
この心は
あまりに冷たいものだから
愛を信じない女には
当然のこと
信じようと信じまいと
愛はそこにあるのに
手を伸ばせば
すぐ届くところにあるのに
摑もうとしない
この手に握ることを
恐れている
憶怯な心
必要なものは
愛なのに
日だまりは
あまりに暖かすぎて
私には不釣合
触れようともせずに
逃げ出してしまう
愛など要らない
つっぱって
無表情になる
心は寒さに泣いている
気づかぬフリして
暖かい人間を演じる
与えることは出来る
甘やかすことは出来る
ただ
人の差し延べる手を
とることができない
握られても
握り返すことができない
頼ることを恐れている
あなたなしで
生きられなくなることを
恐れている
日だまりは
すぐそこにあるのに
手に入れたいと
あんなに切望していたのに
ひとりでいることに
慣れすぎて
光の輪の中に
入っていくことが
できないの。。。
(1989.10.9)
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