早朝、自宅近くのバス停に到着。
帰宅してすぐ、朝ごはん用意して、お弁当作って・・・
こうやっていつもの日常が一旦また始まったけれど、
私の頭の中はもう、マクベスの丸山隆平で埋め尽くされてて、
心はまだ、グローブ座に取り残されたまま・・・。
何から書いていいかわからないし、
どんな言葉を使っても、上手く伝えられる自信がない。
でも、
まるに連れて行ってもらったシェイクスピアの世界。
記念すべき初の観劇の記録として残しておきたい。
ネタバレしてます。
憧れのグローブ座は想像以上にこじんまりしていて、この場にいられることの特別感をより一層満たしてくれる。
ステージも思った以上に小さく、
客席からのあまりの近さに怖くなるほど。
目の前にはチェロや打楽器の数々。
いよいよ始まる気配・・・
任せておきなさい
まるの頼もしいひと言を思い出し、
身を委ねる。
殺陣の場面から始まる。
マクベス丸山隆平が目に飛び込んできた。
思ったより現代風な衣装。
髪は付け足してなどなく、そのままの長さ、パーマ。
精悍な顔つき、
したたる汗も、浮き出た血管も、
いろんなものが肉眼でハッキリと見える距離。
剣の扱い、華麗なターン、美しい身のこなしに惚れ惚れする。
テレビや映画では
「キンッ!」とか「バサッ!」とか、
剣がぶつかる音や切りつけた時の効果音が付くことが多いけど、
そういうのがないから逆にリアル。
静かに、だが、確実に、
次々と命を奪っていくマクベス。
いちばん最初の台詞
待て!
戦いはもう終わったんだ
この台詞の言い方と表情に、彼の優しさや苦悩が見えた重要な一言。
まるだけのマクベス=マルベス
の人物像の一端が確かに見えた。
3人の魔物登場の場面。
ダンサーさんである3人のコンテンポラリーダンス。
ここ、すごくカッコイイ!
全体的にテンポが早い。
台詞もよっぽど注意しないと聞き取れないことがあるくらい。
チェロ以外のパーカッションは全てひとりの女性が担当。
次から次へくるくると楽器を持ち替え、絶妙のタイミングで音を発している。
おもむろに魔物たちが用意した
大きなクッション2つ。
あ・・・
来たな・・・。
ネタバレは完全回避したけれど、
ネタバレ受けた人たちのただならぬ雰囲気から、大体のことは察してました。
BEST STAGEの対談を読んでも、ラブラブがあるってことはわかってたし、これは想定の範囲内。
ただし、いまだにボイランも観れないメンタルゆえ、相当の覚悟が必要でした。
マクベス夫人役=安藤聖さん
のパンフレットの言葉を借りれば、
この夫婦はとてもピュアで、
心から愛し合ってる理想のカップル
上になり、下になり、
愛おしそうに何度も唇を重ねるふたりは
一心同体のマクベス夫妻をまさに体現する
かのようで、
とても美しく、可愛く、ほほえましいラブシーンでした。
ふたりの頭側から観てたので、口元はよく見えなかったけど、
顔が重なる度に
チュッチュッって音がリアルに聴こえて、
今でもその音が耳から離れません。
気づけば涙が頬を伝ってたけど
それは決してマイナスの涙じゃなかった。
丸山隆平が一皮剥けたように、
ファンである私も何かをひとつ乗り越えました。
ごめんなさい、、、
まだまだ続けたいけど
やっぱりこれ以上今夜は書けそうにありません。
もう少し時間をおいて書いてみます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160704/23/orange8emi/6f/18/j/o0578096013689528173.jpg?caw=800)
ようやく自分の目で見れたこれ。
胸がいっぱいになりました。