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ほら、まいちが心配してくれてる。そばにいて頑張れって応援してくれてるの。
大嫌い。やっぱり、あいつとは付き合っていけないわ。
頭一切下げないで、自分からはきはき積極的に話さないで、さらにはうちの考えがおかしいと言う。そんな父親なら赤ちゃんがかわいそうだから、やっぱり産めない。産めない。
『翔厘ちやんのおなかの中にいる赤ちゃんは私の孫なんだよ。真のDNAは私のDNAなんです。そちらにとって血の繋がりがなくても私達は血の繋がってる子供なんです。おろせなんて言えない。絶対に言えない。』



ねえ。私はあなたの孫を産むロボットですか?


そんな考えの祖母を持ちたくない。何より、うちに最大の侮辱を残して行った。人の家庭に大きな傷をつけていった。


経済力も何もない、受け入れる余裕もない、そんな状態で、さらに真の意志の弱さや、あの母親のその本音をきけば、この2月に生まれてくる赤ちゃんは幸せにはなれない。どんなに頑張ってもどうにもならない。


あの母親の本音が何よりショックだった。私はあなたの孫を産むロボットじゃない! 電話では全力でサポートすると言ってくれたけど、家にきたときはそんな話なくて、きれいごと。最後には本音がでて最大の侮辱のこして。

がっかりした。私はあんな酷い母親の孫なんて産みたくない。

大切ないのちを粗末にした私は最低だと思う。でも生まれてから赤ちゃんにそんなつらい人生を送ってほしくはない。私の二の舞にはさせたくない。



私、2月に本当に産む気満々だった。いのちを無駄にしたくなかったから。私だってみんなに望まれて生まれたわけじゃないけど、あの時生まれてなかったら、今の私はいない。

後悔なんてなかった。ただ、向き合って考えてた。確かに私は学生で、経済力もない。養っていく力もない。立派な母親にはなれないだろう。


でも、誰も『おめでとう』と言ってくれない妊娠をしたけど、無責任なことしたけど、だからこそ、これから責任を持ちたかった。産んで私なりに精一杯育てていけばいいと思った。高校を卒業したら働いて、この子のために何でもしてあげたいと本気で思った。



だけど、その気持ちは理解してもらえない。居場所を自らなくした。私は家族を裏切ったから出ていくしかないのかな。でも…
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妊娠反応ありの証拠。三時半に姉と待ち合わせて病院行きます。母親も父親ももう事情知ってる。
今吐き気はない。昨日全部吐いたからかな。
今回は大量に吐いた。きゅうりばかりだけど。つらい。苦しい。気持ち悪い。