テスト週間前、大学院の入試の直前、やたら読書をしたくなる。普段まったくしないのに。「私から知識を得れば賢くなる」、「お金持ちにもなれる」っといい峰的に知識を押し売りしてくる先人、本。むろん、押し売りに反論し追い返すことはできない。物理的にも。持ち合わせの論理的にも。実際、読書をする人の平均年収は、しない人に比べはるかに高いらしい。読書をした結果高いのか、年収が高くなった結果、読書をせざるを得ないのか、理由は不明である(一応、専攻は統計)。本からの知識の押し売りはうまくかわすことができた、が「お金持ちは本を読む」といった甘い商売文句に負け、知識を押し売られることにした。『読書をすれば世界が広がる』というのは付加価値である。

 かくして始まった読書活動、家に友達が来た時に自慢できる本棚づくりプロジェクトも相まって、次々と本を制覇していった。なお、家に友達は来ず。そんな本棚プロジェクトでは気象予報士の資格を取るべく『気象予報士らくらく合格テキスト』を購入。結果はタイトル参照。ウソではない。三日、、、間違いもない。ただこのテキストは全力で資格の取得を目指している崇高な方々には最善の参考書だと思う。なぜなら、複数のサイトにそう書いていたからである。本当である。ただ、強い信念など持ち合わせていないこの私がこの本に手を出してしまったことは、押し売りセールスマンのお得意先のごとくカモだった。