ギャングエイジ
我が家の娘は小学三年生。
学校から家までの距離が少し遠く、唯一近くに住んでる同級生の女の子と帰りが一緒にならなければ、一人で帰ってくることになるため、何かあったときのためにスマホを持たせています。
ただ、娘のスマホはLINEは出来るけど、インターネットに繋ごうと思うと、母である私に通知がきて、私がそのサイトを見てOKと承諾しないと見られません。YouTubeも見られないようになっており、本当にLINEのみできるスマホです。
先日、娘の帰宅の様子をGPSで追っていたところ、もう家についていてもいいはずの時間なのに、GPSはある一定の場所から動かない。
近所の同級生の女の子と帰ってくると、たまに違う道を行ったり、立ち止まって話したりのんびり帰ってくることが多いので、様子を見てました。
でも10分経ってもその場所からGPSが動かない。。。
頭をよぎったのは…
誘拐。
いくらGPSで追ってもその場所から動かないので、不審者にランドセル取られて置き去りにされ、本人は誘拐された!!!
それ以外考えられませんでした。
焦って、探しに行くべく、急いで家中の戸締まりをして、弟を自転車に乗せて、GPSが指し示す場所付近を捜索。
まだ頭のどこかでは「立ち話でもしてるんだろう」と思いながら探していましたが、どこにもいない。
小学生なんて誰もいない。
これはほんとに誘拐かも….怖い!
いや、でもGPSがすぐ受信できないから、もう家に帰ってるかも?と一度家に帰る。
でも娘は帰った様子はない。
怖すぎる。
もう一度GPSが指し示す場所に行ってみようと、家を出てすぐ、いつも一緒に登下校している女の子のお母さんに遭遇。
そのお母さんも「まだ帰ってなくて…!」という。
血の気が引くとはまさにこのこと。
そのお母さんは弟二人連れてベビーカーだったので、自転車だった私が、GPSの場所をもう一度探すことに。
そして、GPSの指し示す場所の近くになったら…
娘の姿を発見。
娘の友達の姿も発見し、更にもう一人女の子を発見。
話を聞くと…
下校途中、そのまま公園に遊びに言ったと…
娘含め女の子3人、反省の色なし、ヘラヘラしている。
娘に「ママが心配するとか思わなかった?」と聞いたら、思わなかったと。
更に話を聞くと、いつも登下校が一緒の女の子が公園へ誘ったとのこと。
きっかけはそうだったかもしれないけど、娘も一度家に帰らなくちゃとか思わなかったようで、少しならいいかーと自分から誘いに乗ったようなので、娘も悪い。娘にも責任はある。
ただ、その子はこれまでも何度か通学路とは違う道へ娘を誘ったりしているのは、事実。
その子が娘に悪影響を与えてしまっているのでは?というのが、我が子を信じたい母の素直な気持ちです。
ただ、下校途中公園へ行っても大丈夫と判断したのが、今の娘であることに代わりはないので、そんな子ではない、、、と信じていた分ショックが大きいです。
こんなこと言ってはいけないかもしれないけど、次、してはいけないことその子としたら、登下校をその子と共にするのは禁止すると伝えてしまいました。
タイトルにあるギャングエイジ、ちょうど今の娘くらいの子達をそう呼ぶそうです。
親や先生より友達を大切に思う…
まさに娘がそうだなーと。
今回は、娘と向き合って話し合い、○○のことを信じていたから、下校途中に公園へ行っちゃうなんて思いもしなくて、誘拐されたとしか考えられなかった。信頼を裏切られてママは悲しい。
おともだちも大切だけど、家族も大切な存在であるはずだよ。と伝えました。
娘の、少し歪み始めていた心が元に戻るといいなぁ。
でも、今回のことで、「うちのこに限って寄り道してるはずない!」と思ってしまったけど、そういう考えは本当に捨てなくちゃいけないんだな…と、母も勉強になりました。
家で過ごすより学校、親と過ごすより友達と過ごすことが多くなった子供は親の考えに及ばないところに行きつつあるんですね。
ルールなどガチガチに固めすぎてもいけないと思うけど、やはりダメなものはダメと言い続けることも大切ですね、きっと。