ORANGE JOURNAL

ORANGE JOURNAL

ケモノ系同人サークル「オランジュクルール」のメンバー三人が送る製作秘話やら活動報告、あとは適当な日記を書くブログです。
イラストなんかも載せてくかも?
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なんというかなんというか。
一か月くらい微妙に更新が開いてしまいましたが、引き続き頑張っていこうと思います。
これに関してはまだキャラ自体が固まっていないので、大して面白い話でもないんですが。

『そのよん、ひとをうとむことなかれ』

弟が優秀だからと言って兄が優秀なのかはまた別の話なんだけど。
ここまで明確に差が付くと俺としたってやりにくいことこの上ない。
勉強はできるし運動もできるしなにより俺より身長高いとか死ねばいいのに。
……とかなんとか不貞腐れたって仕方のない話なんだけど。
優秀な弟を持つと苦労する、とは良く聞くけどまあまさにその通りだ。
親はもはや俺になんて何の期待もしてないから、そういう意味では気が楽だ。

「あーもー、疲れたー」
夕暮れ時の河原はいろんな人たちが行き交っていて、なんだか妙に騒がしい。
そんな中俺は夕焼けを眺めながら寝転がってるんだけど。
今日は晩飯時になるまで家に帰らないつもりだった。
原因?俺が家に帰りたくないのはいつものことだ。
居場所がないとは言わないが、あんまり俺のことを良く思ってない連中ばっかりだからだ。
そりゃまあ馬鹿で言うこと聞かない鬱陶しい子供のことなんぞ可愛くないことこの上ない。
俺でもそう思うんだからそうなんだろう。事実そんな扱いだ。
帰りたくないのは仕方ないし、でもまあ帰りにくいわけでもない。
そんなちょっとした停滞を起こしただけの日。
「兄ちゃんなにしてるの、こんなところで」
そんな俺にとってコンプレックスの塊である弟と、こんなところで遭遇してしまった。
なんだろ、とりわけお前の顔が見たくないから俺は帰りたくないというのに。
空気の読めない弟である。
「昼寝ー」
「もう夕方だよ」
「そういうお前こそ何してるんだよ」
で、一番困るのが。
この弟、蓮海暁の一番鬱陶しいところ。
「んー、僕も家帰るとこだったけど、折角だから付き合おうかな」
そして寝転がってた俺の頭を、自分の膝にのせて座ったのだった。
「お前はあんまり遅く帰ると心配されるだろ」
「兄ちゃんこそあんまり遅く帰ると怒られるよ?」
そのあたりは待遇の差、といったところだろうか。
まったく出来損ないだと苦労する。
「俺はいつものことだからいーんだよ」
「じゃあ僕だってたまにはいいじゃない」
「まあそれをあいつらが認めるかどうかは知らんけど」
「兄ちゃんと違って僕には甘いからね」
「嫌な奴だなお前」
けれどどうせ普通に帰ったところで小言の一つや二つ言われるのが常だから。
結局どのタイミングであっても俺は帰りたくないのである。
「兄ちゃん、寝るの?」
「もともと寝るつもりで来てるんだけど」
「そしたら僕が暇になっちゃうじゃん」
「お前のことなんざ知ったことか」
俺の頭の毛をいじり倒している暁を無視して、俺は昼寝に興じることにした。
で、まあさすがにそんだけほったらかしたら帰ってるだろうと思ったら。
「お、おはよ」
「……お前まで寝てたのかよ」
「結構気持ちよさそうに寝てたもんだから、つい」
「お前、ほんと……いや、帰るか」
「え、ちょ、言いかけて止めるってどういうこと!?」
すたっと立ち上がる。
河原で寝転がったせいで、制服のそこらじゅうに草がついてて払うのに若干苦労した。
「なんでもないからさ」
「え、じゃあ何言いかけたの?」
「だからなんでもないっつってるだろ」
「え、ええ?兄ちゃん、よくわかんないよ?」
「わかんなくたっていいから俺は帰る」
そもそも弟と帰ること自体今まではあんまりなかったことだ。
なんでかといえばそもそも学年が一つ違う。
だから別に帰り道で会ったりすることがよくあったりするとかじゃあなくて。
今日は本当に、たまたま偶然なのだった。
今までそういうことがないわけじゃなかったけど、
暁がそういう風に嬉しそうな顔をして俺に近寄ってきたことに、ある種戸惑いを覚えたのは、ここだけの秘密。
俺は俺の弟が、俺のことをどんな風に見ているのか全く知らなかったから。

どーも、間接照明にはこだわる方、おらしおんです!
最近更新がないから死んだんじゃないかって?
いやいや、そんなことはないさ。俺は元気に生きてるよ。
更新だってまだちゃんとやれるさ、頑張るよ!
次回、「Confidence is a plant of slow growth.
See you next time!

次回予告風に書いてみたら全くもってなにも言えてない文章が出来上がってしまったでござる。

「大好きっ!は止まれない―3」

「へー、ふーん、そうなんだ」
「おい驚けよ死んでしまえクソ兄貴」
「なんで興味のない話に興味なさげな返事しただけでそんなことを言われなきゃいけないんだよ」
「人が恋してるって時にのんきだな」
「いや、お前さ、そもそもなんか重大な事件が起きた風なことを言うけれど、
 よくあることじゃんそんなの」
「なんだと、ゆるふわ系日常的なことだというのか」
「ゆるふわはお前が勝手につけただけだからな」
なんていうか、話す気があるのかないのか。
いまいち話が進んでいないような気がする。
ていうか二人布団にくるまっているととっても暑いからはよ帰れ、とそういう話だ。
腕つかまれてるし話途中で腰を折ってしまうと余計しつこくなるのは目に見えている。
「で、なに、クラスに気になる女の子でもいるの?」
「いや、まあそこは個人情報の保護という観点から伏せさせてもらうけど」
「お前じゃあ俺になに話に来たわけ?」
「いやだから、そういう話をだよ」
「だったら俺じゃなくたっていいだろ」
「……む」
と、そこで。
何か違和感を感じる。
何が、と言えば分かりきっていることなんだけど。
「兄貴、なんか、冷たいね」
「え、いや、うーんと……」
「俺のこと嫌い?」
これは良くない。なんていうか、声が震えてる。
一体俺が何をしたというんだろうか。いまいちよくわからないけれど。
流石にこれは、俺がどうにかしないといけない状況らしかった。
ていうかアカツキくんはそんなに泣き虫だったっけか。
「いやまあ、そんなこと、ないけど」
「だって、なんか……すごくめんどくさそう、だし」
「それはまあ、俺が悪いかもしれないけどさ」
確かに、あからさまに興味無さそうな態度を取ってしまったのは俺が悪かったかもしれない。
「ねえ、アカツキくん」
「なに?」
ぎゅー、と抱きしめてあげると、結局やっぱり泣いてたみたいで。
目のあたりとかなんだか熱かったし。
「俺はさ、アカツキくんのお兄ちゃんだけど。
 アカツキくんのお兄ちゃんじゃなかった時期ってのもあるんだよ」
「……なにそれ、当たり前じゃん」
「でも、アカツキくんは生まれた時から俺の弟なんだよ?」
「……」
「そうじゃなかった時なんて一瞬もないからさ」
「……」
アカツキくんは何も言わなかった。
けれど落ち着いてきてはいるようで、時々肩が震えるくらいになっていた。
「好き嫌いとかそういう話以前に、アカツキくんは俺の大事な……弟だ」
「うん」
「だから普通に疎ましいし、普通に愛してる」
「うん」
「俺の態度はまあ、悪かったかもしれないけど」
「うん」
「試験期間中じゃなかったら、俺だって普通に話聞いてあげたんだけど」
「うん」
「まあ、俺の大事な弟の頼みだし……聞いてあげるよ」
その瞬間だった。
腕の中にいるアカツキくんが、笑ったような気がしたのは。
「やっりい!さすが俺の兄貴は優しいなあ」
「な、ななな、なに!?」
「いやあ、ちょっと泣いてみれば兄貴なら話聞く気になるかなあって」
「え、ちょっと待ってアカツキくん!もしかして俺のことだましたの!?」
「うん、だって兄貴ならこうした方がいいかなって」
俺は思考を整理するのにやっとだった。
けれどなんとなく、俺はアカツキくんにしてやられたということだけは理解した。
「じゃあまあゆっくり話聞いてくれるってことだし」
「待って!今のが演技とかなら俺納得いかない!」
「納得いかなくても契約したみたいなもんでしょ?諦めなよ」
「いや別に俺契約書にサインした覚えとかないから!」
「さっきの発言は、もしかして嘘だったの?」
「う、くそ……卑怯だ!」
口も回るアカツキくんに勝とうなんて土台無理だったんじゃないだろうか。
そんなことをふと考えてしまう。
ていうか、なんでそこまでして、俺に話を聞いてほしいんだろう……。
そこまで俺に話したいと思うような話題だったのだろうか。
まあいいや、もう手遅れと言えば手遅れな気がするし。
「ま、試験勉強の息抜きって思えばいいんじゃない?」
「いや、息抜きって自分のペースでやるもんだと思うけれどね」
ていうか結局話を始めてもないのにこんなに時間をかけているということは。
最終的には今日は勉強を諦めたほうがいいんじゃないだろうか、とそう思った。
第二話を書きました。
なんでしょうなあ。普通じゃない兄弟って言うのもいいんじゃないか的な、そういう発想で生まれた訳ですが。
こいつらふつうじゃないよなあ、と僕でも思ってしまいます。

『そのに、ものごとはきちんとたのむべし』

いくら俺こと蓮海夜空が馬鹿なのだとしても勉強しないわけにはいかない。
とりわけテストが近いというこの時期においては、特にだ。
成績が悪すぎるので退学、といった漫画じみた学校ではないのだが、それでも。
日曜日の朝から勉強する程度には、頑張らないといけないのだった。
だけど。
「兄貴ー、話聞いてくれよー」
まだ午前7時であるにもかかわらずアカツキ君が起きてきていた。
それはまだいいんだけど、何故か俺の部屋にやってきて俺のベッドに寝転んで。
そんなようなことを言いだしたのだった。
「いや俺それどころじゃないからさ」
「なにやってんの?」
「勉強だよ、テスト近いから」
「いいじゃんテストのひとつやふたつ」
そのひとつやふたつでいろんなことが判断されたりするわけだけど、
けれどまだ中学生であるところのアカツキくんにはまだわからないのだろう。
ていうか、普段俺のことクソ兄貴だの死ねよだのさんざん言ってくるくせになんなのだろう。
もしかして朝陽くんに相手にされなかったから俺のところに来たのだろうか。
うーん、でもあの優しい朝陽くんがいかにアカツキくんとはいえ話を聞かないとは思えないけど。
「テスト終わってから聞いてあげるからどっかいっててよ」
「む、テストっていつまで?」
「来週水曜まで」
「えー!?それは絶対に嫌だ!」
ベッドの上でアカツキくんが暴れだす。
なんだろう、いかに弟とはいえ、情緒不安定すぎやしないだろうか。
「お、落ち着いてよアカツキくん」
「だって来週水曜だったらもう忘れちゃうじゃん!」
「それつまりどうでもいい話ってことなんじゃないの?」
「そんなことない!そんなことはないよ!」
なんだろう、そんなに俺に話を聞いてほしいのだろうか。
鬱陶しいな、この弟は。
なんかこう、素直にそう思ってしまった。
だって俺の勉強の邪魔をしに来たとしか思えないし。
「で、聞くつもりはあるの?」
「ないって言って俺の部屋から出ていくのであれば」
「もちろん出てかないけど」
もちろんらしい。
なんだろう、俺もしかして弟になめられてるんだろうか。
仕方あるまい、ここは一発、兄らしく横暴にアカツキくんを追い出すとしよう。
「いいから出てってよ、つまみだすよ?」
「やってみろよ」
「……よし、受けて立つよ」
まあもう大方の人は予想できているだろうから、途中経過は割愛しよう。
けれど、ここで言っておきたいのは俺は俺で善戦したのである。
結果、ベッドからアカツキくんを引きずり出そうとして、
逆にベッドに引きずり込まれた。
「兄貴弱すぎだろ」
「……アカツキくんが強すぎなんじゃないの?」
腕引っ張られたときはちぎれるかと思うくらい強く引っ張られた。
「俺で強すぎって、そんなわけないだろ。
 俺より強い奴なんざごろごろいるって」
まあ。それは確かにそうなのだろう。
俺の知る限りにおいて特に格闘技を習っているわけでもないアカツキくんを、
制圧できる奴なんてこの世にはごまんといるのだろう。
「で、俺にどうしろって言うんだよ、アカツキくん」
「だから真面目に話を聞いていればもっと早くに終わったんだよ」
「それが人にものを頼む態度なのかな?」
「兄貴にものを要求するのに礼儀も態度もクソもあるかよ」
俺は本当にアカツキくんに兄として認識されているのだろうか。
ただのパシリとしか思われていないのではないだろうか。
なんか不安になってきたけれど、結局今更な話題だった。
「もういいや。……で、なに?」
「恋ってどういうものを指すんだ?」
「もう頼むから部屋から出てってくれない!?」
あまりに俺には力になれ無さそうな発言だった。
しかも別に今悩む必要があるほどのこととも思えなかった。
「えー、でも、おい。重要だろ」
「俺のテストに比べたらお前が今言ったことは格段にどうでもいいってば!」
「どうでもいいとはまた随分なご挨拶だな」
「……で、恋がどうしたんだよ」
このそろそろ俺の堪忍袋の緒を切ろうとしている弟の恋愛話なんて全くもって興味はないけど、
かといって一通り話をしなければもう出て行かなさそうだったので聞かざるを得ない。
「……俺、好きな人ができたかもしれない」
別に興味のある話ではまったくないけれど。
次週へ続く。
はじめましてこんにちは、おらしおんと申します。
なんつって。新連載です。
いやまあどちらかと言えば自己満足臭が漂っていますが、適当に流し読んでやってください。

『そのいち、ひとのおやつはくうべからず』

連海暁という少年は、いまだ中学生で、俺の弟である。
まあ弟だからと言って特に何かがあるわけではないのだけど。
俺が現在高校一年生であるところに対して、彼は中学二年生。
だからまあ、一応年も二つしか変わらないのだけど。
取り立てて仲がいいという訳でもなく、悪いという訳でもなく。
普通の兄弟のように疎ましい。そんな扱い。

「おいクソ兄貴。ひとつ尋ねたいことがあるんだが問答無用で答えやがれ」
「おいおいアカツキくん。クソ兄貴とはずいぶんなご挨拶だな」
学校から帰ってきてリビングでおやつを食べていたら、
なんだか険悪なムードでアカツキくんが話しかけてきた。
今日学校でなんだか嫌なことでもあったのだろうか。
「いや、人のプリン勝手にとるような兄貴をクソ兄貴以外のなんと呼ぶんだよ」
「え、あれ、これ朝陽くんのじゃないの?」
「……どっちにしろ問題な発言をどうもありがとう。
 俺が朝陽くんにかわってこのクソ兄貴を成敗しよう」
「んー、とりあえず食べる?」
どうもそのまま放っておくと殴られそうだったので懐柔策に出ることにした。
スプーンでとりあえず一口分、プリンを掬う。
「とりあえずもらっとく」
「ほれ」
「……まあ、殴るの一発分くらいへらしといてやるよ」
「それだけなの!?」
「いや、だから俺のプリン勝手に食ったんだろ兄貴」
「うん、それくらいしかしてないけど」
「そのそれくらいが一番問題なんだけど。なんでそんな心当たりはねえなあ、みたいな顔すんの?」
「だってアカツキくん時々俺にくれるじゃない」
「いや俺一顧丸ごとあげたことねえじゃん」
「うーん、まあなら仕方ないかな……」
よくよく考えればまあ、そういうこともあるかもしれない。
「でも俺殴られるのは嫌なんだよなあ」
「じゃあ何がいいんだ?」
「何も、って暴力で解決図るのやめなよ。頭弱いのすぐばれちゃうよ?」
「ふむ、そいじゃあ」
そんなことを言ってみたら、なんだかアカツキくんは考えている様子。
何をするのかと思えば。
からん、とした音は、スプーンがテーブルの上に落ちた音。
その間に俺は、何故だか椅子の上に縫い付けられていた。
「これも暴力っていうんじゃないのかなー」
「でも嫌がらせっつう意味ではなかなか上等だと思うぜ」
俺はいまどうやら、実の弟に押し倒されているらしい。
兎獣人らしくひげがひくひくとしている。
とまあ、そんな悠長なこと言ってる場合ではないのだけど。
一体アカツキくんは何を考えているのだろう。
「嫌がらせっていうのなら俺は必死に抵抗しなきゃいけないのかなあ」
「俺的には楽だからじっとしててくれよ」
「で、何したいの?」
「んー、俺も特に考えがあったわけじゃねえんだけど」
俺の弟は特に何も考えずに人のことを押し倒すらしい。
「ちゅーくらいしとくか」
「え?」
俺がえ?と言う前だったのか後だったのか。
もうわからないけれど、気が付いた時にはもう終わっていた。
すっと触れるだけの軽いものだったけれど。
「てゆーかもうこれくらいしかすることないよなー」
「いやアカツキくんさ、ほんと何がしたいの?」
「兄貴の初ちゅーくらいは俺がもらっとこうかと」
「ああ、なるほど、そういうこと……」
そういうタイプの嫌がらせらしい。なんというか、下手すると自分も巻き添え食らうというのに。
なんという弟なのだろうか。
「よし、まあ今のに免じて許してやろう!」
「今ので許してくれるんだ……」
これからその手を使えばアカツキくんの機嫌が良くなるというのであれば、まあそれでもいいかな?
「んじゃーな、これに懲りたらもう人のおやつ取るんじゃねーぞー」
「ていうかアレ、結局アカツキくんのだったの?」
「お?いや名前書いてあったろ、見ろよそんくらい」
ようやく俺は普通に座り直す。
なんていうか、俺の弟ではあるんだが、なんだか全く何を考えているのか読めない。
でも、まあ、さすがに俺も罪悪感があるので。
あとでまたプリンでも買いに行こうかなと思う。
OrangeRADIO第二回URLです

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今回もおらしおん、華月兎也、一色刹那の三人でやりま~す
よかったら聞いてください