
私の最初のフランスアンティークの器は、
写真のような「コンフィ・ポット」でした。
日常使いされていたテラコッタの器を探していた時、この可愛らしい把手がついた姿に一目惚れ。
慣れない個人輸入にドキドキしながら、深夜にパソコンに向かったことを今でも鮮明に覚えています。
ようやく手元に届き、厳重な梱包をほどいた瞬間のこと。
陶器なのに、なぜかじんわりとした「温かさ」を感じたのです。
コンフィ・ポットは、冷蔵庫がなかった時代のフランスで、お肉を保存するために使われていた器です。
けれど、単なる道具以上の意味がありました。
この器は、嫁入り道具として母から娘へ受け継がれる品の一つだったのだそうです。
私が感じたぬくもりは、長い年月、誰かの食卓に寄り添い、母の愛情がたっぷり詰まった記憶そのものだったのかもしれません。
この器が教えてくれた、ストーリーのあるフランスアンティークの世界。
それが私の今の活動の支えになっています。
お気に入りの器を丁寧に扱う時間は、そのまま、自分自身を慈しむ時間へと繋がっています。
かつての私のように、つい自分を後回しにしてしまうあなたへ。
まずは、明日の一皿を「お気に入りの器」に変えてみませんか?
そこから始まる「自分を整える魔法」を、ぜひ感じていただけたら嬉しいです。