
最近ちょこちょこ読んでいた
今月頭についに読了

今まで読んだ本の中でも、格別に面白うございました

どの本も読む度に、いろいろと考えさせられるのですが。
日本史の中でも動乱期である、戦国が描かれたこの本。
歴史小説なのでほぼ史実に基づいているとのこと。
斎藤道三・織田信長・明智光秀
それぞれのキャラクターや想いから、伝わってきたことは、
とにかく全力で生きているということ。
己の志を胸に、そこに向かって魂を削るように必死に今を生きて生きて…
志半ばで、それぞれ命を落としているのが何とも不思議です。
そんな歴史のもとに、今がある。
本当に恵まれた時代に生まれたことも再認識したり。
そんな自分が、戦国にいたらどうなっていたのかと思いを馳せてみたり。
お恥ずかしいことに、明智光秀に関する知識、ほとんど無くて。
ただの裏切り者。
そんな知識しかありませんでした。
今回、この本と出会って
事実は事実だけれど、精神を病みそうになるようなほど繊細な心をもった彼が、そこに至るまでの理由・葛藤。
不器用さ。
信長にも、目を覆いたくなるような欠点があったように
そこが彼の欠点でもあり、愛すべきところだったのかなと。
なんだか悲しい歴史です。
そんな戦国を生きた彼らにも、たくさんの苦悩や引き受けざるを得ない決断の数々があったことを思うと
誰にでもそういう場面は訪れるのだと。
後悔のないよう信念をもって突き進めば自然と道が開けるのかもなと。
そこには多少の計算(策略?)も時として必要で。
そこが甘いと光秀のように悪名を後世まで残すようになってしまうのかもしれません。
しかし、計算ができないから人としてダメか。
そうではなくて、彼のリーダーという立場こそあって、そこが欠点となってしまったのかなと。
何が正しくて、誰が素晴らしいかということはわかりません。
ただ、時代が変わっても、こうして後世まで影響を与えることができている彼らは
、やはり偉大ですね。
ま、私は個人的に信長好きですが

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