今日は羽生さんのことを書きたいなと思います。
羽生さん…とても興味深い人物です。人間的な魅力のある方ですね。昌磨さんが宇宙だとしたら、羽生さんは地球です。
説明はいらないような気もしますが…一部説明出来ないところもありますが、私が書ける範囲で書きますね。

地球はどんどん変わっています。次元上昇やら何やらと世間で言われていますが、とにかくこの地球上は変革の時を迎えています。二極性(善か悪か、ポジティブかネガティブか、敵か味方か)を乗り越えてその先に進もうとしているんですね。辛いことを我慢するのは当たり前、良いことがあれば必ず悪い事が起こる、などの古い概念(エゴの価値観)を打ち破ってその先に進もうとしているのです。
やりたい事をして幸せになる、個人の幸福が全体の幸福に結びつく、そんな世界に変わってきつつあります。身近に20歳以下の若い人がいる人は、若い世代の考え方がいかに自分達の世代の価値観とは異なっているか、よくわかるのではないかと思います。

より開かれた宇宙的な感覚を持っていれば、大変な練習を楽しんでやる、敵も味方もなくみんなと仲良くする、他人の結果も平常心で見られる、というのが当たり前です。他人から批判的に見られても気づかないまたは怒らない。昌磨さんはまさしく新しい世代の代表的な人間です。

羽生さんはそうではありません。自分の作り出したドラマの中を生きています。そのドラマの中では、数々の試練が襲ってきます。怪我をしたり、病気になったりします。バッシングされて生きる事が辛くなります。常に痛みを抱えています。とても人間的なドラマがあります。しかし彼のすごいな、と思うところは、それらのドラマがハッピーエンドで終わるところです。それは彼が彼の役割を果たしているからです。
この三次元地球上でドラマに入り込んでいる人達を目覚めさせる役割を担っているのが羽生さんなのだと思います。(もちろんこれは無意識に自分が望んでやっていることなので、やめたくなったらやめられるのですが)

何かと戦っている人の中には激しい二極性があって、癒される事のない苦しみがあります。そういう人達の苦しみを肩代わりしている羽生さんは、とても大変だと思います。無意識なのだとしたら、何度も死のうとしたという発言も頷けるところです。彼がそんな役割を担ってしまった理由はいくつか考えられますが、ここではそれは書かないでおきます。

羽生さんがファンの皆様のために、とおっしゃる時、それはその通りになります。でも彼の幸せはどこにあるのでしょう?
もう戦いの時代は終わりました。真の悪人も善人もいない、プロテクトしなければならない闇の存在なんていない、そんな時代です。
彼が自分の幸せに生きて、新しい姿を見せてほしいな、と思います。
昌磨さんがこの世界に出て来れたのは、先人たちがいたからです。地球を開拓して住みやすい場所にしてくれたから、今の若い人たちがここで生きていける。羽生さんも同様です。

この対照的な2人が同じ時代にフィギュアの世界に出てきたのも、見ている人達のためであるともいえます。こちら側としても、愛と感謝の気持ちを送りたいものですね。
そして、少しでも羽生さんの負担が軽くなる事を祈っています。あなたはあなたのままでいい。期待された役割を、演じなくてもいいのです。解っている人は、実はとても沢山いるのですから。