先日のカードの日は雨予報が出ていました。
今にも降り出しそうな重くて湿った空気の中、会場をお借りしているソライスさんではパロサントが焚かれていました。
中米に自生する香木で、先住民達が「神の木Palo Santo」と呼んでインカ帝国の時代から大切に使ってきたものだそうです。

濃厚な甘さの中にほんの少しさわやかな酸味が感じられます。
調べてみるとパロサントはカンラン科(やっぱり!)。
アロマテラピーではお馴染みのフランキンセンス(オリバナム・乳香)やミルラ(没薬)、エレミと同じです。
どれも古くから聖なるものに捧げられ、儀式に使われてきたパワフルな植物です。浄化力に優れているのも納得ですね。

ソライスさんでは以前から原木をカットしたものが売られていますが、その日は小さなチップとコーン型に固めたものが届いた所でした。
早速お店で試しておられたのですが、このコーンがデカい!
一旦火をつけると最後まで焚くことになります。
迫力サイズのコーンなので、香りもすごいけど煙もすごい!!

私があまりにも邪気を帯びている為に、浄化されるか退治されるのかと思いました…
甘い香りでうっとりしたまま退治されるのも悪くない感じですが、かなり煙たいです…
大きなコーンは小さく削って使うのが良いみたい。

これから梅雨に入るとどんよりした日が増えますね。
シャープなセージの香りも良いけど、樹脂系の神々しさも格別。
パロサントの高貴な香りにしばらく夢中になりそうです。

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