「久々にブログを書こうと思う」
この冒頭から始まるブログを下書きに保存したまま2か月が経ち、私は今その下書きの続きから書いている。
私がブログを書くときは、世間体も矛盾も我儘も理不尽もすべてを外野に置いてきている。
だからなのか「あ、ブログ書きたい」と思った時の冒頭数行はいつも同じことを感じているのだ。
見返して初めて「また同じこと書いてたわ」とひっそり修正しているのである。
要するにブログに向かう私は「今の自分の感情」以外の記憶を喪失した状態。
自分にとって「今思ってる事を気にせず記録しておける場所」なのだ。
更新頻度も高くない故、ある程度まとめた言葉で言語化する事で自分の中で整理ができるという利点もある。
という前触れはさておき、前回のブログを見返して少し笑ってしまった。
納得したというか、微笑ましくなったというか。
「褒められたい」
前回のブログは就職を目前に控えた「ニートの私」
なんでもいいから褒められたいという私の淡くて浅い願いが、
今、文句が無いほど叶っている。
何せ私は今回、
「人生が楽しい」とブログを書くつもりで、夜な夜なキーボードを叩いているのだから。
脱ニートして早くも3か月が経過し、職場でもお互いボロがでるころかと思いつつも、
今、何事もなく楽しく働けている。
そして今までで一番人間らしく生活している。
平凡な社会人として、平凡に過ごしていると思う。
気負わず休める休日がとてもうれしい。
言いたいことはたくさんあったはずなのだが、こうやって言語化しようとすると案外何もない。
それだけ"日常"を送れている「今」に圧倒的感謝。
人間関係が嫌いだったはずなのに、
意外と職場でも「橘さんなら学生時代も友達すぐ出来たでしょ~!」と言われるほどの社交性。
仕事終わりにご飯行こうと誘われるプライベート。
大学の友達と頻繁に長文LINEをやり取りし月末に控えた卒業式に向けてあれやこれやと盛り上がる交友関係。
こんな過去の自分ではありえなかったことを、今楽しんでこなしている。
こんな普通の人間らしい精神がいつまで続くか分からないので、今記録しておく。
それでも時々、自分の根の部分が顔を出すときもある。
心臓が飛び出そうなくらい動機が激しくなって不安になる事だってある。
でもそれが自分なのだから無理をしないで生きていこう。
今月末の卒業式を迎えて社会人一筋になってからが本番だと思う。
今はまだ予行練習。
ともあれ、23歳の今はとても楽しいよという記録。
自分がこのまま生きたらどうなるのか、見守ろうと思う。
次の更新は、袴とか載せられたらいいわね!