妻と娘たち女性陣は、実家で夕食を摂るとのことで、残ったボクと息子は外食をする事にした。

この日のチャンスをうかがっていたボクは、密かに温めていた計画を息子と二人実行することと相成ったのでした。

「大力食堂」

カツ丼で有名なお店だ。
甲子園まで歩いて向かうこと10分。




ショーウインドに並んでいる似非レプリカ700円を確認して、



IZA! 店内へ

迎え討つは、カツ丼、、、
相手に不服はない。

ふ「名物カツ丼二つくださ~い」

主「・・・・」

ボクの目をジッと見て、カラダ全体を確認して一言

主「キツイデェ」

と、言って厨房に消えて行った。

その対戦相手がやって来る間、奥さんに聞いてみた。

ふ「ご飯、どれくらいあるんですか?」

奥「3合くらいかな」

さ、さ、さ、、、さんごう(^_^;)

(家とこの五人家族が1回の食事で炊く量やん・・・・)

余裕!余裕!!(^_^;)
全然、ダイジョーブ(汗)

そして、、、

程なく、そいつがやってきた。




そいつは、店主によって芸術的に盛られていた。

と言うか、
ご飯と言う山にしがみついていた。

と言うか、
ご飯に貼り付けられていた。

そそり立つテッペンは、今の六甲山にPM2.5がかかったように霞んでいた。(ように見えた)




さあ、そんなにシゲシゲと眺めている間はない。
ご飯が汁を吸収する前に、
満腹中枢がシグナルを発信する前にかっ喰らわねばならない。

しかし、上から食べていたのでは、ご飯だけが残ってしまう。

まるで宮水の井戸掘りのように真っ直ぐ縦に掘り込んでいく。




が、、、なかなか、下に届かない。

やっとこさ、半分くらい食べたときに、、ボクの脳みそは満腹サインを発信し始めた。

息子は、作業を順調に進めているようだ。

ヤ、ヤバい、、、、これ以上食べたら吐きそうや。

もう、アカ━━━━ン(=_=)

グロッキー>_<

そして、息子は完食(^ ^)




店主に一言「マイリマシタ<(_ _)>」

パック代20円を追加して、テイクアウトし、合計2人前1420円を支払って店を出たのでした。




話しによると、このレベルを3杯食べて帰った女性がいるようである。
それもスレンダーな方だったようだ。
恐るべし、大食漢!

ショーウインドに飾られているレプリカと現物の偽証の決定的な写真を比較してアップしておきます(笑)



みなさん、くれぐれも、普通に注文してこの量ですから(爆)





西宮市甲子園網引町2-29
大力食堂
tel 0798-49-0800

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シュールストレミング!
(Surströmming )
本日、カイカン!!

食文化を彩る発酵と熟成、酒であり、チーズであり、ピータンであり、納豆であり、、、、
神が与え給うた「発酵と熟成」の頂点に君臨するシュールストレミング

いざ!実食です。

世界一臭い鰊を塩漬けにしたスウェーデンの缶詰めだ。

wikiによれば、その強烈な臭いは、魚が腐った臭い、または生ゴミを直射日光の下で数日間放置したような臭い。

先駆者のブログでは、もはや口に入るものではなく、出て行くものの臭いと表現している。

焼いたクサヤの6倍!
数値で言うと 8070アラバスター!

チーズ熟成士の茶床氏が缶詰めを開ける企画をぶち立てた。
興味津々、相乗りしないはずがない。

本日の大阪は快晴!見事な‘シュールストレミング’カイカン!日和である。

爽やかな春風も吹き、そこはかと豊かな香りが充満することだろう。

待ち合わせは、阪神電鉄野田阪神駅
淀川の河川敷で優雅に開けようではないかと言うことで、勇気ある9名の勇士たちが集まった。

ボクは、西宮から15キロをチャリでぶっ飛ばした。
イベント後、電車に乗れないかもしれないので、、( ̄▽ ̄;)
服に着いたら、その服は捨てる運命にあるそうです。

この缶詰めには警告文が付いている。

「開缶の際、内部の漬け液が噴出することがありますので、十分注意してください。」



このシュールストレミングもボジョレーヌーボのように解禁日があるようだ。
シュールストレミング解禁日は、8月の第3木曜日らしい。

早速、主催者茶床氏が準備にかかる。
それとともにみんな開封者のごとくレインコートを着始める。
開封の場所は、川下の「あぶない」の警告のある看板の下ですることにした。



なかなか、シュールな場所である。
選ばれるべくして選ばれた場所、カンペキだ。

美味しくいただこうが主旨なので、準備された副材目録
フランスパン
タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、トマト、ブルーベリー
チーズは、エポアスの過熟、完熟、若、他数種
ハラペーニョソース
ケッパー、タイム、ベビーリーフにヤギのチーズで作ったディップ2種




いよいよ、その時が来た。



お笑いのバツゲームのような、吹き上げもなく、まずは無事開封。


「・・・」
その数秒後
「こっこっこれは!!」

満タンのバキュームカー、ソノモノ

女性戦士がぽつりと「これと同じ臭い、そこにある淀川の水と草で作れそうやわぁ」
たしかに、、、

気を抜くと胃から込み上げてくるものがある。
そして、鼻に臭いが絡みつく。
これは気をぬけない。

なぜ、これを食べようと思えたのか理解に苦しむところだが、
しかし、しかしだ。
鰊ソノモノはと言うと肌はピンク色で銀色に輝いているではないか。



腐った臭いはするが、腐ってない。

そして、リトマス紙(ペーハー試験紙)で測定。
あら?色が変わらない。強烈な臭いを発しながら、中性である。

まず、主催者茶床氏がそのままを、勇気ある一口目

ウ・ズ・ク・マ・ル

動かない、、、
と、ウっ!

動かない、、、
ウっ!



ウ・ナ・ダ・レ・ル

ボクも食べてみる。「臭くない臭くない」と頭に指令を発しながら、右手が咀嚼する口の中に運び込まれた。

「・・・・・・」
臭いを引けば、柔らかめサーモン。
ナンプラーとか魚醤の魚を食べたらこんな感じかもしれない。





集まった勇士たちは、なかなかの醸しモノの強者揃いで、それなりに楽しみながら完食したのでした。



しかし、胃の中で発酵しているのか、ゲップが出る。
しかもそのゲップ、バキュームカーの臭いdeath!



さて、数時間後の、その夜。
大阪で以前の会社の同僚と久々に待ち合わせ。
彼女は、明治時代に第2位の石高を誇った「牡丹正宗」の末裔。選んだ場所はノーベル賞の晩餐会で振る舞われる「福寿」の直営店の居酒屋。

ベストセレクションである。

早めに着いたので、先に入ってカウンターに座った。

と、どこかからともなく、あのバキュームカーの匂いがしてくる。

「えっ!ボクの口臭?」
服は着替えてきたし、指の匂いを嗅いでみた。

???

また、ふとした時にう●この匂いが、、、

まさか厨房から?

どうやら、イカや魚の煮つけをボクの脳味噌が「シュールストレミング」と勘違いしている。
おいおい、既にトラウマかよ~>_<

恐るべし、シュールストレミング!
ボクのココロにまで染みついてもうたわ(×_×)