年末から年始にかけては欧米も日本も多くの消費が見込まれる事から、各経済指標はたいてい良く、又、やはりお祭り気分になることから株式相場も良くなりがちです。
このご祝儀相場に最近変化が出てきています。以前は年始にピークになる株式相場が最近そうでも無いのです。昨年はユーロ問題の為でした。そして今年はアメリカの財政の崖問題の為です。
例年ですと12月に入るとどんどん株式相場は上昇していました。しかし、最近は様子見ムードが流れ、とてもリスクオン状態とはなっていません。このままだと、御祝儀相場は無くなってしまいますし、万が一財政の崖問題が解決しないと株式相場は急降下、暴落しかねません。とても楽観して金融商品に手をだせません。
私は確定拠出年金K401で資産運用及びFXにて金融に手を出していますが、今年は、11月初旬から買い始め、11月末に売りました。それ程多くの利益はだせませんでしたが、まあまあの結果がだせました。
どうも最近私の持論である、期末方式（企業の4半期の決算にあわせて株式相場が動きやすい点に注目し、株式相場の上下を予想する方法、3月、6月、9月、12月に買って1ヶ月後に売る方法。）にも変化がある様です。そうです。タイミングが早まっています。もともと金融は噂で買って結果で売るものだと言われます。その為、昨年や今年の様に大きな問題がある場合、前倒しにて買って売る方法が良い結果を出しています。
今年で言えば、財政の崖問題はうまく処理されるだろうという噂で皆買った為、例年より早く株式相場が上がり、現在、結果待ちです。これから買うのはあまりリスクが大きすぎると思われます。今買うのは、博打です。
FXで言えば現在買う事も売る事も出来ない状態です。レンジ相場で取引し、あまり欲を出さない事です。
$1=82JPYは自民党の阿部さんの影響と言えますが、彼の思い通りにこのまま円安が進むとは思えません。アメリカは現在QE3を行い、２０１５年まで続きます。現在は未だ円高の底とはいえません。少なくとも大局的には円安傾向にあるとは思えません。おそらく、2015年にQE3の結果が出て、アメリカ経済復活の確認がされ、日本の経常赤字が確定した時点での事だと思われます。
もしかしたら選挙で自民党勝利が確定したら、利益確定売りにて円高が進行する可能性すらあります。
残念ながら今年はご祝儀相場はあてにしない方が良い様に思えます。もし、このプログ見ている方が、来年、大きな問題が発生していませんでしたら、その時はご祝儀相場の事を思い出して頂けると良いのではないかと思われます。
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