最近は退職金をK401にする会社が増え、かくいう私の会社もK401が採用されています。
これは退職金を自分で増やすものです。プランは色々あり、日本株、外国株、国内債券、外国債券等です。
私がK401に興味を持ったのはリーマンショックの時でした。それまで、貯金型のプランにしか参加していませんでしたが、日経平均が¥7,000-代（日本のバブル崩壊後の最安値です。）になった時、日本株、TOPIX の買いを入れました。その後、株価は反転急上昇、かなり退職金が増えました。しかし、その後も調子に乗って、売買続け、短期間に売買を繰り返した為、急激にマイナスへと落ち込みました。そこから又、プラス圏に転じました。必勝法が判ったのです。
ここ数年の勉強で学んだのですが、株価より先に為替レートが先行して反応する事です。そうです。株価を予想するには先ず、為替レートをチェックするのです。チェックする通貨はオーストラリアドルです。オーストラリアは資源国で、経済の上下に左右されやすい通貨です。その為、経済の先行きが不安になるとオーストラリアドル安、経済見通しが良くなり、リスクオンの状態になるとオーストラリアドル高になります。又、対円ではオーストラリアドルは相場感が持ちやすい通貨です。アメリカドルやユーロはどこまで円高が進むのか検討がつきませんが、オーストラリアドルは比較的安定しています。おおよその目安ですが、最安値1$=75円、最高値$88円位です。私が行っている売買は1$=75円で日本株、TOPIX 、外国株を購入、1$88円で売るというものです。
今のところ、このやり方はうまく行っています。
現在の焦点はやはりユーロ危機、ギリシャのユーロ離脱問題でしょう。17日のギリシャの再選挙ですが、これを私流に解説すると、マーケットはうまく行くほうに考えているという事です。もしうまく行かないなら1オーストラリアドルはおそらく75円付近になるはずです。しかし、現在79円でふらふらしています。上値をのばす理由はありませんが、ギリシャのユーロ離脱はマーケットは考えていない様です。
数週間前オーストラリアドル１$=75円付近の頃、MMFの半分位を日本株、TOPIXに50%、外国株に50%を購入しました。残りの半分はギリシャの選挙待ちです。再選挙が終わってもおそらく簡単に決着がつかないと思います。過半数を取る政党はおらず、連立となると思われます。連立の協議に3週間位でしょうか。しかし、何にせよ17日（日本時間の18日朝）だいたいの方向性は出ると思います。
ギリシャがユーロ離脱を断念したら、混乱は一時収拾です。後は株価の上値を延ばす理由が欲しいところです。それは、おそらくアメリカのFOMC待ちとなると思います。この所、アメリカは経済指標が悪く、特に雇用が鈍化しています。追加金融緩和の話がでたら、リスクオンです。株価は上昇すると思います。
ギリシャの再選挙が良い形で終われば、一気に買いましょう。
最後にもう一つの必勝法です。株価は4半期ごとに動きます。3月、6月、9月、12月から上昇に転じる事が多いです。これは、企業が期末要因を持つので当然だと言えます。この頃各法人は決算を発表しますから、投資家はこの情報により投資します。特に12月（11月頃オーストラリアドルが安い頃買っておくとベター）はご祝儀相場（最近数年はあまり良く無いのですが）となる事が多いのでこれを利用すると結構稼げます。
もう一つ付け加えると各国の中央銀行、政府とも期末対策の措置をとりますから、余計この法則はうまくいきます。
以上
