今日はお金の貯め方としてアメリカ国債を紹介します。
アメリカ国債も又、金融商品なので、もちろんリスクはあります。元本割れの可能性はありますが、国債は金融商品の中で、一番リスクが少ない商品です。
一般的な金融商品というと、株、FX、投資信託等がありますが、これらより、一般的に国債はリスクが低い事が知られています。金融商品の中ではFXや株はある程度知識を持った方が行うべきで、無い人が行うのは、投資では無く博打です。絶対に手を出してはいけません。株やFXを始める人はある程度余裕資金が潤沢である事が必要です。よほど才能が無ければ、かなりの勉強料を払う事になります。株やFXはパチンコや競馬とあまり変わらない事というぐらいの認識を持つべきです。もっともらしい知識を仕入れて、知的な印象から博打という感覚が無い人が多いのですが、実際には競馬とあまりかわりません。その点、国債は短期間で大もうけはできませんが、10年、20年という時間の中で、ゆっくり増えます。知識の少ない人が金融を学ぶにはリスクが低く、失敗が少ないと言えます。
私がおすすめするのは国債の中でもアメリカ国債です。日本国債の利率は1%。ちょっともの足りないところがあります。そこで利回り(10年もので2%、20年もので3%)の良いアメリカ国債を紹介です。
アメリカ国債は昨年、格付け最上級のAAA(S&P)からAA+に格下げされた事は記憶に新しいのですが、それでも日本国債のAA-より良いのです。アメリカ国債の弱点は唯一、円高進行です。今後更なる円高が進むか否かが問題ですが、過去円高になった事はありますが、ずっとそのままという事は無いと思います。なぜなら、このまま円高が進めば、輸出国である日本の経済はずたずたになり、経常収支も赤字なり、円高の主原因が無くなります。
国債がなぜリスクが低いかというと、株価が下がると投資家は株では無く、国債や安全通貨(スイスフランや円)を買います。その為、株価が下がると円高、スイスフラン高、国債の価格の上昇がおきます。そうです。リスクオフになると国債の価格は上昇します。一方でリスクオンで国債は売られますから、価格は低下します。国債は極端な暴落が非常に少ないものです。なにしろ、経済状態が悪いと人気がでるものですから、いつ買ってもあまり損をしません。そして利率2%以上という数値はとっても魅力です。2022年償還のゼロクーポン債の価格は1000ドルを827.4ドルでで購入できます。2033年償還のゼロクーポン債の価格は1000ドルを602.4ドルで購入できます。
特に20年債をおすすめします。3%の利率ですと、21年後1.66倍に増えます。その頃、円安になっていれば更に増える計算になります。元本割れを起こすのはアメリカ国債がデフォールトを起こすか、1ドル60.24ドル以下になるかどちらかしかありません。かなり低い可能性だと思います。
最後に国債の買い方ですが、これは証券会社を通じて買います。私は大和証券をおすすめします。ゼロクーポン債の品揃えがすばらしく、長期国債が豊富です。そして1000ドル単位で買えます。
もちろん他の証券会社でも良いのですが、基準としては近くに支店があるところが良いと思います。もちろん、証券会社に足を運ぶのはちょっと足がすくみがちですが、最近はネットと郵送書類で口座開設できますから、必ずしも店舗に行く必要はありません。
以上