私は今まで30年間、喋りで損をしていた気がする。自分の話が面白いと思ったことがなかった。
中学時代の友達にも、お前の話は面白くないと言われ、悩んだこともあった。
デール・カーネギーコースに出て、その原因に初めて気がついた。自分の経験を話していなかったのだ。
自分が批判にさらされたくないから、一般論に逃げる。あるいは他人の話の受け売りで歓心を呼ぶ。その場はいいかもしれないが、時間が経つとそこに「自分」はいない。
起業して色んな人が話を聞きたがったのは、そこに自分の経験があるからだ。経験の話は臨場感があるし、何より話し手の熱意がこもっている。
これから話をするときは、なるべく自分の経験を話すようにしよう。それでどんな反応があるか気にしてはいけない。むしろ、反応を楽しむべきだ。
経験を話すには、何よ経験自体を増やさなければならない。これから物怖じせず、自分の経験を増やしていきたいと思う。コンフォートゾーンを広げるのだ。