これまで自分のために努力してきた。
しかし、事業をしていてひしひしと感じるのは、これは人のための努力だということだ。対価を得るためには、誰かの役に立たなければならない。ここでは自分の能力を高めることは目的ではなく手段である。
能力と同様に求められるのが献身だ。自分だけのために続ける努力には限界があるが、他人のためならやればやるほどより多くの人をより深く幸せにできる。
これは顧客だけでなく、家族についてもだろう。父親なって感じるのは、自分が自分のためだけでなく、誰かのために存在していると言うことだ。顧客に対しても同じようなものだろう。
気がつけばもう30代も半ばに入る。そろそろ、他の誰かのために生きることを考える時期なのかもしれない。