自分のビジネスの価値は何か。その問題に突き当たっている。

 

私ができることは、良い企業を見つけること、そしてそれが割安なのかどうかを伝えることだ。顧客にしてもらうことは、良い企業を安く買って、それを持ち続けてもらうことだ。

 

持ち続けてもらうには、フォローが大切だ。メールでのフォローはもちろん、リアルのイベントを開催することも大切だ。イベントを行うことで、顧客に「正しいことをやっている」という実感を持ってもらうことができる。

 

もともとこのビジネスを始めたのは、自分が持っているスキル「企業分析」を多くの人に役立てられないかと考えたからだ。そして、思いついたアイデアがそこそこうまくいった。一方で、スキルを磨くことを止めてしまっては、プロフェッショナルとして失格だ。

 

ビジネスで大切なことは、まず与えることだ。それが、目の前の利益になるかどうかを気にする必要はない。本当に顧客のためになることなら、結果は必ずあとからついてくる。逆に、与えなければ何も始まらない。

 

ブログを書く、本を書く、セミナーをする。すぐに結論が出ることばかりではないかもしれないけれど、やっているうちに必ず実を結んでくるはずだ。自分を頼りにしてくれている人も少なからずいる。全力でそれに応えようとすることが大切だ。

 

利益につながるかどうかばかりを考えていては苦しくなる。細かいことにこだわっていても幸せにはなれない。とにかく、目の前の人を幸せにすることを考えて、些細な計算は二の次だ。お金に関しては、意味のない出費さえ控えれば大抵のことは問題ではない。

 

このビジネス、うまくいくときはうまくいくが、苦しい時は苦しい。しかし、それでも回りを気にせずに、自分を信頼してくれているひとに最善の答えを与えられるように考え続けなければならない。これで安泰などというところはないのだ。

 

「ここまでやれば大丈夫」というところがないのなら、終わりのない目標に向かって走り続けることが自分の人生そのものと言える。終わりのない目標とは、資産運用を通じて一人でも多くの人を幸せにすることだ。そのためにできることはできる限りやるし、利益ばかりを追求しない。

 

利益ばかりを追求すると、それだけで人間が評価されてしまう。他人からだけでなく、自分に対する評価もだ。そんなものは上には上がいるから、やればやるほどキリがないものになっていくだろう。

 

「一人でも多くの人を幸せにする。」この目標に向かって、細かいことに気を取られず走り続けたい。