洋服のコンサルティングに行ってきた。とにかく、目の前の用事を済ませるために、印象の良い服を着ることが必要だった。
服の値段自体はすごく高い。はっきり言ってこれまでの自分からしたら目が飛び出るような金額だ。それでも、コンサルティングを受けてみて、お金を払うだけの価値はあると感じた。
まずは知識の習得だ 。普通洋服を選ぶ方法を学ぶ機会はなかなかない。今回はそれをみっちり基礎から行った。難しいものでもなかったが、これまでいかに洋服について知らなかったのか思い知らされる。
知識の内容を簡単に。洋服は3つの要素から成り立つ。アウターとインナーそしてボトムスだ。この3つの組み合わせで ファッション全体が持つイメージが決まる。
あとは相手にどのようなイメージを与えたいか、そして自分が持つ内面をどのようにファッションに表すかということを相互に意識しながらその日のファッションを決めると良い。ポイントはフォーマルとカジュアルのバランスだ。
ファッションはサイズ感が全てと言って良いほど重要だということも理解できた。ダボダボの服は、その人全体をだらしなく見せてしまう。逆に自分にのサイズに合った服を着ていれば スタイルが良く見え、ピシッとした印象を与えることができる 。
全ての採寸を行い、自分の体に合ったものを選んでくれるのがこのサービスの利用価値だ。普通の洋服屋ではそこにあるもので無理やりサイズが近いものを選ぶしかない。既製品の服でそこまで細かいものはないのだ。
最大の価値は、なんといっても時間の節約だ。一通りの服をそろえようと思ったらあちこちのお店を回って試着をし、考えながら自分で服を決めなければならない。しかし、このサロンではプランナーが合った服を持ってきてくれるので 、自分は動く必要はない。「楽」という意味では圧倒的だ。
プランナーは、自分自身では選ぶことのない 服を持ってきてくれ、これが意外に気に入ったりする。そのような「気づき」を与えてくれるのも、専門家にに相談するメリットだと言えるだろう 。
一方で、「高い」服そのものはさほど高級なもの素材を扱っていたり、構成が素晴らしかったりするわけでもない。素材の質自体はユニクロと大差がないようにも感じた 。それで値段は0が1つ多い。つまり、知識があって適当なサイズがあれば、必ずしも高いものを買う必要はないのだ。
こうやって勉強しながらうまく時間を節約しつつ、自分で服を選ぶロジックを身に付けていくのが良いのだろう。会社の経費でサービスが受けられるのならビジネス的にも大いに価値がある。