悩みどころである。

 

投資顧問をしていると、自分が推奨する銘柄で本当に利益が出るのか、自信がなくなるときがある。

 

そもそも投資に「絶対」はない。それでも、うまくいく確率を少しでも上げ、安心感を与えるのが僕の仕事だ。

 

投資哲学は、その確率を少しでも上げ、一貫性を持つことで顧客に安心感を与える役割がある。

 

しかし、いざ銘柄を目の前にしてみると、ことは簡単ではない。いいと思った銘柄は高く、安いと思った銘柄はどこかダメなのだ。もちろん、完璧な銘柄などないのはわかっているが、それで顧客の利益にも損失にもダイレクトに結びつくから頭を悩ませる。

 

自信がないのはなぜか。投資哲学はかなり学んだ。あとは実践あるのみだが、長期投資なのでシミュレーションしている時間はない。顧客への推奨を行う中で、学んでいくしかないものでもある。

 

理論と実践をより強固に結びつけるには、もっと研究しないといけない。過去に上昇した銘柄を調べ、その理由と理論が結びついているか、そして推奨銘柄はその方向性に一致しているのか、よく検証しないといけない。

 

最後まで完璧になることなどないのだろう。それでも、やるからには少しずつでも精度を上げていかないといけない。伸び代は尽きないのだ。