ようやくここまでこぎつけた。お金をもらって自分の考えを発信するのだ。これまでの活動が実り、最初の会員は順調に集めることができた。
いざ始まってみると、そのプレッシャーに押しつぶされそうになる。自分は料金に見合った情報を提供できるのだろうか。そんな考えからか、この一週間は疲労が半端じゃない。夜はすぐにベッドに入って眠ってしまいたくなる。
しかし、余裕がなくなると発想が浮かばない。何とかレポートの分量を埋めようとするが、これまで自由に書いてきた時のようなひらめきがないのだ。ひどい時は、分析のフレームワークを飛ばして、ただただ都合がいいように書いてしまいそうになる。
この仕事はある意味クリエイティブな活動だ。ひらめきがなくなったら、商品のクオリティは維持できない。ただ時間をかければいいという従来型の仕事ではないのだ。
したがって、仕事のクオリティを維持することと、生活のクオリティを上げることは両立する。時間に追われることなく、リラックスしながら仕事と生活に取り組み、時には旅行に行くなど、普段と違う体験をして発想力を高めることが必要だ。
当面の目標は、とにかく最初のレポートを発信することだが、それにばかりこだわっていてはいけない。もっと楽に、もっと自由に。マラソンを走る時と同じである。