庭への芝張りに挑戦している。なかなか骨の折れる作業になったが、やってみると案外楽しいものだとわかった。

まずホームセンターに芝を買いに行くのだが、いきなり甘く見ていた。芝は30cm四方のマットが10枚束になった形で売られている。これを約30束買う予定だったのだが、いざ積んでみるとものすごい量になってしまった。

愛車のタントで買いにいったのだが、あまりの量の多さに後部座席のシートを倒しても積みきれるかどうかという量だった。おまけに土と芝で車が汚れてしまうものだから、きれい好きの妻としては発狂ものである。軽自動車を借りた方が懸命だった。

幸いなんとか積み込み、買ったシートでできる限りの汚れ防止をして家まで運ぶことができた。それでも相当汚れてしまったので、車の掃除に一苦労だった。

芝を買ってもただ置けばいいというものでもない。草を取り、耕してから再び整地する。この作業が一番骨が折れた。もともと畑の土地だったからまだ柔らかくてよかったが、固い土地だったら泣くしかなかった。

整地まで終わったら、いよいよ芝を敷いていく。今回は互い違いに芝を置く「目地張り」という、スタンダートかつ使用する芝の数を節約できるやり方だ。ここまでくると先が見えてきてようやく楽しくやることができる。最初の週末はここまでで終えた。

芝

そこから1週間は毎日水を撒いた。すると、暖かくなってきたこともあって、一部の芝が緑色になり始めた。やりがいを感じる瞬間である。

次の週末は目土を撒いた。目土とは、芝を育てるために芝の上から撒く土のことである。今回は肥料が混ぜてあるものを使い、手間を省いた。肥料はこれで十分だろう。

大掛かりな作業は一旦これで終了だ。あとは雑草処理と散水を続け、芝が根をはるのを待つだけだ。本によると、8月までには完全に張り巡らされるということ。夏が待ち遠しい。


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