勉強を英語でしてしばしば思ったことだが、英語学習についてみんな難しく考えすぎではないかと思う。

言葉はあくまでコミュニケーションのツールである。多少間違っていたとしても、言いたいことが伝われば何ら不都合はない。したがって、会話についてはブロークンであっても伝われば良いと考える。そもそも、日本人で正しい日本語を使っている人が一体どれだけいるだろうか。一流のビジネスパーソンでも、文字に書き起こしてみるとおかしなことになるはずだ。

伝わればいいという意味では、ライティングも同様である。自分から話す分には難しい単語や構文を使う必要は全くないし、辞書を使える分ハードルはぐっと下がる。多少長文を書こうと思ったら、少しコストをかければOdeskのようなところに頼めば一瞬でやってくれる。

リスニングに関しては、慣れないと難しい部分もある。しかし、何の話をしているかさえ分かれば、ある程度単語を拾えれば意味を頭で補完することはできる。直接会話しているのなら、恥を恐れず分かるまでゆっくり話してもらうことだ。相手から見ればどう見てもネイティブじゃない日本人だから、全く恥ずかしいことではない。近い将来には、スマホが勝手に訳してくれるようになるだろう。

リーディングに関してはもはや何の問題もない。Google先生が一瞬で訳してくれるし、精読が必要なら受験英語がフルに発揮される。学生時代に英語の成績が良くなかったとしても、辞書を引くことくらいはできるだろう。

こうやって考えると、もはやTOEICやTOEFLのスコアは必要ではない。必要なのはITスキルと度胸だ。「テキトー英語」で乗り切ることこそが、これからのコミュニケーションスキルになるのだろう。