Leadershipの講義が終わりました。メンバーの置かれている状況によってリーダーの役割が変わるSituational Leadershipや変革を起こすのに必要なリーダーの条件を示したTransformational Leadershipなどの理論を勉強しました。

しかし、次々に出てくる理論をこなすのが精一杯で、「リーダーシップとはこういうもの」というも解はありませんでした。学んだ理論が実践で役に立つのかというと、そうは思えません。

世の中では、チームを成功に導くためには強力なリーダーシップが必要だと言われていますが、本当にそうなのでしょうか。

私が今回の講義を通じて思ったのは、リーダーシップといっても、人と人とのコミュニケーションの一部分でしかないということです。

コミュニケーションなので、相手がいて、自分がいる。ただそれだけのことです。今の自分の状況と相手の状況を客観的に見て、ある目的を達成しようとしたときに、誰もがなるベく損をしないようにするにはどうしたらよいか、言い換えればパレート効率的にするにはどうしたらよいかを考えることがMBA的発想なのではないかと思います。

例えば、山に登ろうとした時、メンバーのうち詳しい人の教えを請い、登りたくない人をご褒美で釣り、リーダー自身はしっかり最後尾を務める。逆に海でバーベキューをしたいときは山に登りたくなかった人が全て仕切ってくれるかもしれません。

何より必要なのは「観察力」ではないかと思います。自分と相手を客観的に観察して、お互いにとって何が最適に近いかを考える。お互い人生の中では自分が主人公なのですから、リーダーとフォロワーを分けることに意味はないと思います。

今回勉強した中に「七つの習慣」がありました。そのうち「公的成功」のための3つの習慣が自分にとってのリーダーシップに合っていると感じたので、その部分だけ抜粋しておきます。本も読んでみようと思います。

・Win-Winを考える
・理解してから理解される
・相乗効果を発揮する

7つの習慣-成功には原則があった!/キングベアー出版

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