僕の仕事は今もそしてやろうとしていることも、情報を扱うことです。情報は下のように種類分けされます。

・集める
・まとめる
・解釈する
・意見を言う

このうち、最も時間がかかるのは「集める」「まとめる」です。特にネットが発達してからは集められる情報が無限にあり、全く終わりが見えないです。このことが僕たちの残業時間を無限に増殖させています。

しかし、顧客に取って価値のあることは「解釈する」「意見を言う」方です。「集める」「まとめる」というのはこれをするための裏付けでしかありません。「ディスカッションペーパー」という資料をよく見ますが、これは解釈・意見を放棄した、価値の少ない資料です。

ロジックを構築する上で「集める」「まとめる」ことはとても重要ですが、いつまでもここにとどまっていては価値を出すことはできません。ある程度できてしまったら「解釈する」「意見を言う」ことを意識して情報を整理していかなければなりません。

大事な情報を捉えていれば、解釈や意見は大きく変わることはありません。人に情報を伝える時はまず解釈・意見があり、それを裏付けるものとしてファクト・データを示します。

顧客とは解釈・意見をもとにディスカッションし、足りないデータがあればその場か、あとで調べて提示すればいいだけです。このほうがより効率的に、完成度が高く顧客にとって価値のある情報にすることができます。

アプリの開発では、まずβ版がリリースされ、その後ver.1、ver.2・・・と進化していきます。情報をまとめるときもこのやり方を応用したほういいでしょう。