投資の王道はバイ・アンド・ホールドだと考えているが、相場が下がった時にどうするかという問題がつきまとう。それを研究するためにこの本を読んでみた。
参考になったのは資産ポートフォリオの話だ。投資資産の全てを投資に振り向けるのではなく、多くを現金で保有するということだ。投資を機動的に実施することができ、時間分散効果を得ることができる。機関投資家はフルインベストメントのため、全て投資する必要がない個人投資家はその分有利になる。
損失を限定するという話も参考になった。いくらまでなら投資できるという限度を決めておき、そこに「逆指値」をすることで自動的に損切りすることができる。そもそも個人投資家の多くの失敗は損失はいつまでも塩漬けにし、利益はすぐに確定してしまうからであるということだ。投資で成功するなら「損失は小さく、利益は大きく」を目指さなければならない。
相場が下がった時にこそ空売りを活用すべきだと述べていたが、有効なのは「ヤバいと思ったらとにかく逃げる」ということだったと感じた。
また、これまで機関投資家として中小型株のアナリストやFMをやってきた著者もファンダメンタルズの分析は重要だと言っていた。企業のことをしっかりと分析し、ニュースに関心を持つ。最もすべきことは自分の中で投資のルールを確立させることだということだ。
結果的に、プロとしてやっていた人の意見としても、投資の素人の自分が考えていることと大きく違わないことが確認できた本だった。今後はメジャーな投資理論の本も読んでみたい。
株が上がっても下がってもしっかり稼ぐ投資のルール―バイ・アンド・ホールドを超えて (日経ビジネ.../日本経済新聞出版社

¥819
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参考になったのは資産ポートフォリオの話だ。投資資産の全てを投資に振り向けるのではなく、多くを現金で保有するということだ。投資を機動的に実施することができ、時間分散効果を得ることができる。機関投資家はフルインベストメントのため、全て投資する必要がない個人投資家はその分有利になる。
損失を限定するという話も参考になった。いくらまでなら投資できるという限度を決めておき、そこに「逆指値」をすることで自動的に損切りすることができる。そもそも個人投資家の多くの失敗は損失はいつまでも塩漬けにし、利益はすぐに確定してしまうからであるということだ。投資で成功するなら「損失は小さく、利益は大きく」を目指さなければならない。
相場が下がった時にこそ空売りを活用すべきだと述べていたが、有効なのは「ヤバいと思ったらとにかく逃げる」ということだったと感じた。
また、これまで機関投資家として中小型株のアナリストやFMをやってきた著者もファンダメンタルズの分析は重要だと言っていた。企業のことをしっかりと分析し、ニュースに関心を持つ。最もすべきことは自分の中で投資のルールを確立させることだということだ。
結果的に、プロとしてやっていた人の意見としても、投資の素人の自分が考えていることと大きく違わないことが確認できた本だった。今後はメジャーな投資理論の本も読んでみたい。
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