野口悠紀雄氏の「『超』整理法」を読んだので、感想を含め備忘のために記載しておく。
情報の整理の仕方は時間軸によることが望ましい。これは単純にものぐさだからそうするのではない。分類しようとすると手間がかかる上、分類に迷ったりすることが多く、結局成立しないからである。また、人間の記憶はいつのものかということはかなり正確に覚えているものであり、後から検索する際も有効である。
時間軸で並べるならば、一箇所にまとめておくのが正解である。複数の場所に置いておくと、欲しい情報がそもそもどこにあるのかわからなくなってしまう。一箇所であればすくなくともそのどこかにはあるということになり、路頭に迷うことにはならない。
情報の保存にはデータが最も優れている。コンピュータを使えば、キーワードから欲しい情報を一発で見つけることができる。さらに、場所も取らず、クラウドを使えばいつでもどこでもアクセスすることができる。著書が記された時代は大きなPCしかなかったようだが、今はスマートフォンを使えばどこでも記録、検索ができる。
これらを今の技術でほぼ完璧に体現しているのがEvernoteである。一箇所に時間軸で並び、もちろんデータで保存される。あらゆるファイルを保存できるのも大きな強みである。その他、複雑なファイルではDropboxやGoogle Driveも有用である。(ただ、できるなら一つにまとめたい。)
また、野口氏はコンピュータをもう一つの脳として捉えている。ただ単に記録するだけではなく、文字どおり情報を切り貼りできるため、とりあえず簡単な情報を入れていけばその結合がコンピュータ上で行えるのである。
Evernoteは簡単な記録には向いているが、少し複雑な記録には難があるように感じる。そこで思考の整理法として私が提唱するのがエクセル管理術である。何か考えたことがあったらまずエクセルのシートを作る。ページの頭に日付を入れ、テーマを書き出す。タブにもテーマが分かるように名前をつける。そして考え始めのキーワードを一番左に記入し、右側にロジックツリーになるように思考を発展させていく。エクセルは一つのブックを用い、シートは新たにできた順に左からに並べていくと良い。
エクセルを使うことで、以下のことが可能になる。
① 計算・グラフの作成
② 行列の追加
③ セルの切り貼り
①と②は特に説明する必要はないだろう。これがあることで面倒な情報処理、情報の追加に対するハードルが一気に下がる。
③については、1つのセルに1メッセージとすることで、論理の組み換え・整理が容易にできるようになり、視覚的にもわかりやすくなる点がメリットである。野口氏はワードだと一覧性に乏しく、文章ができたらプリントアウトする必要があると言っていたが、このやり方をすれば問題は解決される。
問題点を挙げるとするならば、長い文章を書くのには向いていないことである。長い文章を書こうと思ったら、ワードに「清書」しないとおぼつかない。しかし、エクセルの「設計図」を見ながらであれば文章は自然と書けるものであり、論理の破綻も起こりにくい。
今後情報を整理・編集するときはEvernote → Excel → Word/Powerpointという流れを意識すると効果的になるかもしれない。
情報の整理の仕方は時間軸によることが望ましい。これは単純にものぐさだからそうするのではない。分類しようとすると手間がかかる上、分類に迷ったりすることが多く、結局成立しないからである。また、人間の記憶はいつのものかということはかなり正確に覚えているものであり、後から検索する際も有効である。
時間軸で並べるならば、一箇所にまとめておくのが正解である。複数の場所に置いておくと、欲しい情報がそもそもどこにあるのかわからなくなってしまう。一箇所であればすくなくともそのどこかにはあるということになり、路頭に迷うことにはならない。
情報の保存にはデータが最も優れている。コンピュータを使えば、キーワードから欲しい情報を一発で見つけることができる。さらに、場所も取らず、クラウドを使えばいつでもどこでもアクセスすることができる。著書が記された時代は大きなPCしかなかったようだが、今はスマートフォンを使えばどこでも記録、検索ができる。
これらを今の技術でほぼ完璧に体現しているのがEvernoteである。一箇所に時間軸で並び、もちろんデータで保存される。あらゆるファイルを保存できるのも大きな強みである。その他、複雑なファイルではDropboxやGoogle Driveも有用である。(ただ、できるなら一つにまとめたい。)
また、野口氏はコンピュータをもう一つの脳として捉えている。ただ単に記録するだけではなく、文字どおり情報を切り貼りできるため、とりあえず簡単な情報を入れていけばその結合がコンピュータ上で行えるのである。
Evernoteは簡単な記録には向いているが、少し複雑な記録には難があるように感じる。そこで思考の整理法として私が提唱するのがエクセル管理術である。何か考えたことがあったらまずエクセルのシートを作る。ページの頭に日付を入れ、テーマを書き出す。タブにもテーマが分かるように名前をつける。そして考え始めのキーワードを一番左に記入し、右側にロジックツリーになるように思考を発展させていく。エクセルは一つのブックを用い、シートは新たにできた順に左からに並べていくと良い。
エクセルを使うことで、以下のことが可能になる。
① 計算・グラフの作成
② 行列の追加
③ セルの切り貼り
①と②は特に説明する必要はないだろう。これがあることで面倒な情報処理、情報の追加に対するハードルが一気に下がる。
③については、1つのセルに1メッセージとすることで、論理の組み換え・整理が容易にできるようになり、視覚的にもわかりやすくなる点がメリットである。野口氏はワードだと一覧性に乏しく、文章ができたらプリントアウトする必要があると言っていたが、このやり方をすれば問題は解決される。
問題点を挙げるとするならば、長い文章を書くのには向いていないことである。長い文章を書こうと思ったら、ワードに「清書」しないとおぼつかない。しかし、エクセルの「設計図」を見ながらであれば文章は自然と書けるものであり、論理の破綻も起こりにくい。
今後情報を整理・編集するときはEvernote → Excel → Word/Powerpointという流れを意識すると効果的になるかもしれない。