スペインに旅行に行ってみて、やはり飛行機の時間が長いことを実感した。これが原因で体調を崩してしまう人も少なくないだろう。それが嫌なら高い金を払ってビジネスクラスに乗れば良いという人もいるだろうが、庶民には高すぎる。

苦痛を軽減するには2つの方法が思いつく。少しでも速く飛ぶこと、あるいは快適な飛行機内の空間にすることだ。

速く飛ぶことに関しては昔はコンコルドが飛んでいた。しかし、超音速飛行による衝撃波による騒音やコスト高が壁となり、2000年のエールフランスの事故をきっかけに2003年で途絶えている。

超音速飛行による衝撃波の問題はやはり大きいようだ。余談だが、衝撃波について入門的な知識は「空想科学読本」で得た。今でも超音速飛行機の実験が行われているが、実用化は遠いようである。

NYを朝に出れば昼には東京に着く、夢の「極超音速飛行」実現へ(産経)

このへんが宇宙ビジネスと絡んでくるのではないかと考えている。宇宙空間であれば少なくとも騒音は問題にならないだろう。あくまで私の妄想だが、将来の長距離飛行は半分宇宙旅行になるのではないだろうか。

もっと身近なところでは、エコノミークラスをより快適にすることだ。そのためにはシートがフラットになればいいと思い調べてみたところ、ニュージーランド航空が「スカイカウチ」というシートを開発し、実験的に開始したようだ。

スカイカウチ Youtube動画

ただ、これだと2人で横になるにはかなり密着しなければならず、人前では厳しいように思える。一方1人で取ろうとすると、2.5人分の料金を払わなければならず、ビジネスクラスと変わらなくなってしまう。

しかし、このような工夫が出て来たということだけでも一歩前進だろう。一時期長距離バスでプレミアムシートが流行ったが、それが参考にならないだろうか。普通のエコノミーの1.5倍くらいの料金であれば払う気も起きる気がする。これからのイノベーションに期待したい。

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