8月16日から25日の日程でオーストラリアのゴールドコーストにBond-BBTのスタディツアーに参加して来た。1週間も勉強に漬かること、またそれを海外でやるということはなかなか出来る経験ではなく、非常に貴重な時間だった。以下、その中で自分が感じたことを書いていこうと思う。

1. 英語

今回授業は当然英語だったが、特にBBT大学院の学生は英語でのディスカッションに積極的だった。彼らには進級条件(TOEIC SW、面接試験)があることが一つの要因のようだ。他方、自分は英語についていくのがやっとで、自ら発言することがほとんどなかった。せっかくオーストラリアまで来ているのに発言がなかったのは大いなる反省である。仮に日本語であっても発言が少ないというのは確かだが、少なくとも日本語でやる場合と同じように発言できるようでないと実際に使うことは難しいだろう。
本来ならば、英語を使わなければならない環境に自分の身を置くことが一番の近道なのだろうが、そう都合良くは行かない。それでも勉強によりもう一歩進化することはできると思う。レアジョブをやってもいいのだが、これまでのように記事を読む方法ではなく、英語でコミュニケーションを取ることが重要である。そのためには英語をそのまま理解し、英語のまま発言できるようになる必要があるだろう。調べてみたらレアジョブよりも安く、英語のまま理解することを重視したサービスがあったのでそれを試したい。

2. CCMの授業

Cross Cultural Managementということで、国や産業、組織による文化の違いをどのようにマネージしていくかという内容だった。ポイントは組織には国や産業、その歴史に起因する文化の違いがあり、それを認めた上で自分のやり方を押し付けるのではなく、自主性を尊重したり、自分のやり方を丁寧に説明したりすることだということだ。
しかし、そもそも他人をマネージしようとしたときに個人の段階で考え方の違いがある。国や所属組織によって違いはあるのだろうが、根本的なところは誰であっても変わらず、常に相手の立場に立って物事を考える必要があるということだ。普段からそれが出来ている人や組織は国境を越えても苦労することは少ないだろうし、出来てない人は目の前の人からうまく扱えていないだろう。

3. 今後の考え方

今回のStudy Tourで一番の収穫は他のボンドメンバーと会えたことだ。偶然同室になったTさんはアフリカを始めとする途上国で現地の人々と時には賄賂を使って交渉し、無茶な状況の中でも現地の人や日本の他の会社の人と協力して案件を取っている。また、ザンビアで使えるお金がなく、カジノで生活費を稼いでいたとう話は衝撃だ。他にもエンジニアやコンビニのエリアマネジャー、ITプログラマーなどいろんな人がいた。
振り返って自分はというと、毎日オフィスに出勤し、上司と戦いながらしこしこ資料を作っているだけだ。何と狭い世界に生きていることだろう!会計等の数字を扱うので他の人からみたら価値のあることらしいが、ダイナミズム、リアリティに欠ける世界だ。今の能力も生かしつつ、もっと羽を広げられる世界があるのではないか。今の会社で世界を拡げられるよう努力するのはもちろんだが、他の選択肢も常に見ておくことにしたい。

4. ゴールドコーストの環境

ゴールドコーストの環境は最高だった。真冬で朝夕はさすがに冷え込んだが、昼間は半袖ハーパンで十分だった。雨もほぼなく、快晴の日が続いた。食事は可もなく、不可もなくだった。
オーストラリア独特の料理はほとんどなく、イタリアン、中華、日本食といろいろな種類があって困りはしない。唯一オージービーフのステーキは1000円程度で肉厚のうまいものが食えるので、オーストラリアに来たら外せない。物価は飲み物などに関しては日本の2~3倍という感覚だった。
宿泊に関しては、今回はChancellor Lakesideという大学が奨めるホテルとアパートメントの中間のようなところに泊まった。同じボンドの仲間が泊まっているというのは便利だが、一部屋約12万円、シェアして一人6万というところと決して安くはない。住環境は問題ないが、ホテルほどのサービスを受けられるわけではなく、周りのアパートメントが1週間300ドル程度から借りられることを確認したのでそちらでもいいように思う。

いろんな出会いがあり、その度に刺激を受けまた自分を顧みるいい機会になった。また、次回のスタディツアーに向けた課題(英語、ビジネスプラン)も出来た。次回は来年の5月に行く可能性が濃厚だ。次回は今回よりも更にいい経験になるように更に力をつけ、しっかり準備をして精一杯のことができるように日々意識したい。

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