本を読んでいて見つけた「自律訓練法」が気になったので、実践してみた。

基本的には自分の自律神経をコントロールし、緊張を和らげるための訓練を行うもの。その方法は6つの動作を行ってリラックスすることを覚え、その感覚を通常時にも応用するもの。6つの動作は以下のとおり。

●第1公式(四肢の重感):手足が重たい
手や足には重さがあるため、からだの余分な力が抜けていて、からだの微妙な感覚を意識できるようになると自然と重さを感じるようになる。
●第2公式(四肢の温感):手足が温かい
リラックスするほど手足の温度は上がっていく。また手足には温度があるため、十分にリラックスできると「温かさ」を自然に感じるようになる。
●第3公式(心臓調整) :心臓が静かに打っている
リラックス状態では、心臓は静かに打っている。それをただそのままに感じることで、さらに深くリラックスしていく。
●第4公式(呼吸調整) :楽に呼吸している
リラックス状態では、楽に深い呼吸をしている。それをただそのままに感じることで、さらに深くリラックスしていく。
●第5公式(腹部温感) :お腹が温かい
リラックス状態では、腹部が温まってくる。それをただそのままに感じることで、さらに深くリラックスしていく。
●第6公式(額涼感) :額が心地よく涼しい
深くリラックスしていくと、手足や腹部が温まると同時に、額はさわやかな高原で涼しい風を受けているような感覚になっていく。こうした状態をそのままに感じることで、さらに深くリラックスしていく。

なんとなくやってみたのだが、意外な効果が現れた。あれだけ悩まされていた股関節の痛みが、これを行うと解放されるのだ。そもそも股関節の痛みが心身相関からくるものだとは思っていたが、これなら症状が出たその時にも即効性があるなど有効だった。今もたまに痛むが、痛みが怖くなくなった。
また、イライラしているときも、気持ちがかなり安らぐことに気がついた。

他にも、大事なプレゼンの前などに気持ちを落ち着けるために使えると思う。いつでもどこでもできるので、今後継続的に実行していきたい。